新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
裁判員制度とは、くじで選ばれた18歳以上の有権者が、地方裁判所の重大事件(殺人など)を審理するもの。原則として「裁判官3人、裁判員6人」が1組となって、「被告は有罪か無罪か」「有罪の場合、どの程度の量刑(刑の種類と重さ)が適切か」を決める。
2009年の導入から15年ほどがたち、 経験者からは「よい経験だった」などと肯定的な声が聞かれる半面、課題もある。
その一つが辞退率の高さだ。近年は60%台で高止まりし、2022年は67.4%だった。候補者になると辞退できないのが原則だが、70歳以上の人や学生、重い病気やけが、親族の介護や育児などを理由に辞退が認められる。
また、裁判員は非公開の評議で見聞きしたことを漏らしてはならない。この守秘義務は生涯ついて回り、違反すれば刑罰が科される点が重い負担になっているとの指摘もある。
(「2024年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より)
次回は1月3日に配信予定です。
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ニュース検定とは?
「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。
『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「平和な世界どうやって」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。
検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。
次回の検定はいつなの?
「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。
ニュース検定の問題に挑戦してみよう!
公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。