本誌巻頭特集では、2024年の重大ニュースについて学びましたね。ここでは広く物事をみるためには、どんな方法で情報を得たらいいのかをタッキー先生と一緒に考えてみましょう。
Aさん:僕の今年の重大ニュースは断然SLIMの月面着陸なんだけど、あんまり話題にのぼらなくてさみしいなあ。ネットではこの話題で持ちきりだったはずなのに!
Bさん:それは君がSLIMのニュースばっかり見てたからじゃない? ネットの検索サイトは見たい情報を優先的に出してくれるからね
Cさん:それは君がSLIMのニュースばっかり見てたからじゃない? ネットの検索サイトは見たい情報を優先的に出してくれるからね
タッキー先生:みんな、いいところに気づいたね。インターネットでは自分好みの情報が選ばれて提供されることを知っておきたいね。出てくる情報を見ているだけだと、自分が興味を持たないジャンルのニュースを知ることは難しい。ネット上には膨大な情報があるけれど、ほんの小さな入り口からのぞいているイメージかな。もっと広く物事をみるにはどうすればいいだろう?
Bさん: 実際にいろんな国や年齢の友だちを作る! お父さんの友だちのイタリア人が遊びに来たとき、おしょうゆ味のパスタにびっくりしてたけど、今では大好物になったって
Aさん:なるほど~。海外からの視点は大事かもね。お母さんはNHK BSの「ワールドニュース」を見てるよ。同じニュースでも国によって報道の仕方が違うんだって
Cさん:私は子ども用の新聞を取ってもらっているからそれを読んでいる。テレビのニュースはすぐに終わっちゃうけど、新聞だとゆっくり何回も読めるから好き
タッキー先生からひとこと :それは先生も大賛成! ぜひ紙の新聞を広げて眺めてほしいな。気になるニュースがあったら原因と結果を考えることも大事だよ。例えば「出生率が過去最低」なら、「どうして低くなったんだろう」「これからどんなことが起こるんだろう」って自分なりに考えてみてほしい。そのときにインターネットを活用すれば、受け身ではないネットの使い方ができると思うよ。
取材協力:日能研 イラスト:しばざきとしえ