【ニュースがわかる2025年1月号】楽しくあけよう パッケージ

生物多様性はいま  「ニュース検定」がわかりやすく説明

 地球上では、さまざまな生物と環境が影響しあって、バランスが保たれています。例えば、ある生き物が別の生き物を食べたり、逆に別の生き物に食べられたりする食物連鎖があります。森林や土壌は、微生物の活動によって保たれます。こうした生物のつながりや、それを取り巻く環境全てをまとめて生態系と言います。近年、人間による開発や地球環境の変化などによって生態系が脅かされ、世界各地で絶滅の危機にひんする生物が後を絶ちません。

 これを受けて、1992年に採択されたのが「生物多様性条約」です。 条約では生物多様性を、森林や里地・里山、河川 などさまざまな「生態系」▽分かっているだけで約175万種存在する、生物の種類を表す「種」▽同じ「種」でも、形や色などがさまざまな「遺伝子」――の多様性の集まりだとし、これらを守るためのルールを定めました。他にもさまざまな生物を守る国際ルールが作られています。

<生物を守るルールや仕組みの例>

ラムサール条約

……水鳥の生息地として重要な湿地を保全する条約

ワシントン条約

……絶滅の恐れがある動植物の国際取引を規制する条約

レッドリスト

……世界的な自然保護機関「国際自然保護連合」がまとめる、絶滅の恐れがある野生生物の種(絶滅危惧種)のリスト 

次回は11月20日に配信予定です。

  


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ニュース検定とは?

画像をクリックすると「ニュース時事能力検定試験」公式HPにジャンプします

 「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。 
 1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応のニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。 

 4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。 

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php