本誌巻頭特集では、アメリカ大統領選挙について学びましたね。ここではどんな人が国のリーダーに向いているのか、またどんな人に投票したいかをタッキー先生と一緒に考えてみましょう。


Bさん:大統領選挙の党大会って演説ですごく盛り上がるよね。リーダーになるには話が上手なことが必要なのかな。僕はみんなを笑わせるのが得意だから大統領になれるかも!
Aさん:M-1グランプリと勘違いしてないよね? 国のリーダーは口下手もありだと思うな。僕は大切なことをわかりやすい言葉で誠実にじっくり話してくれる人がいいな


Cさん:私もそう思う! 日本の選挙もアメリカみたいに盛り上がった方が楽しいと思ったけど、派手なパフォーマンスでケンカみたいに悪口を言い合うのは見たくないなあ
タッキー先生:そうだよね。特集で学んだように、アメリカでは今、「社会の分断」が問題になっているよね。それはなぜだろうね。まずはアメリカの大統領選挙と日本の自民党総裁選を見比べてみて、どこが同じでどこが違うかを探してみようか。そして、自分が投票できるとしたら、どんな人に国のリーダーになってほしいかを考えてみよう


Cさん:今はネットや動画サイトでも候補者が話しているのを見られるよね。でも、いろいろな情報やフェイクニュースがありすぎて何を信じればいいのかわからないな
Aさん:そうそう。いろんな情報を全部しっかりチェックするなんて絶対無理! だから自分が絶対に譲れないことに対して、意見が合う人を選べばいいんじゃないかな


Bさん:そうだね。将来僕が立候補することになったら、夏休みをうんと長くして、マンガやゲームのクリエーターを育てて世界にアピールする政策を立てようっと
タッキー先生からひとこと
タッキー先生:すごいね!! 立候補するのはいい心意気! 自分が大切にしたいことを掘り下げて、候補者の公約と照らし合わせてみるのもとてもいいと思うよ。先生なら、人の心を育てる芸術分野を大事にする政策を立てたいな。これから日本を担うきみたちが、政治に興味を持つのはとっても大切なこと。アメリカの選挙を通じて、日本の政治にも興味を持ってくれたらうれしいな。

協力/日能研 イラスト/しばさきとしえ