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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

サスティナブルな移動型ホテルを考えよう【キッズスクールSDGs特別授業編】

「ニュースがわかるオンライン」が企画する「キッズスクール」の「SDGs特別授業編」が2月19日、オンラインで開催されました。
トレーラーハウスを活用し、移動型ホテルの運営などを手掛けるBLANC(ブランク)の山中拓也社長がゲストで登場。山中社長がなぜ起業したのか、同社の取り組みがSDGsとどのようにつながるのかなどを、スライドや動画を使って教えてもらいました。イベント終盤には「サスティナブルな移動型ホテル」を参加した子どもたちが自由な発想で描き、山中社長ら大人を大いに驚かせました。

プログラムは株式会社ミライクリエが提供。同社の菅原祐二氏が講師を務めました。

 まずはSDGsのおさらいからスタート。
「産業と技術革新の基盤をつくろう」を学ぶクイズでは、開発途上国のインターネット普及率が5人に1人であること、「気候変動に具体的な対策を」では、二酸化炭素の排出量が一番少ない乗り物が鉄道であることなど、身近な話とSDGsの繋がりについて学び、子どもたちは興味津々。

続いて今回のゲスト、BLANC(ブランク)の山中拓也社長が登場。学生時代に趣味の自転車で東京から鹿児島までの約1500キロを旅をし、各地の自然や現地の人たちと触れ合うことがきっかけで、トレーラーハウスを使ってホテルを作る会社を設立。車輪があることで、どんな場所でも「自然を壊さずにホテルを作る」環境に優しい会社なのです。現在は沖縄の宮古島に移動型スマートホテル「Movilla」などを開発しています。

山中社長の話を聞いたあとは、子どもたちの質問が相次ぎました。
質問①  次はどんなところに建てたい?
山中さん 日本全国の自然が豊かな場所に作っていくよ。
質問②  外国でもトレーラーハウスはあるの?
山中さん アメリカはトレーラーハウスがとても盛んだよ。
質問③  トレーラーハウスを何軒つくりたい?
山中さん まずは47都道府県に1つずつ作りたいな。
質問④  おすすめのトレーラーハウスは?
山中さん 僕らが運営している宮古島のトレーラーハウス(笑)ぜひ泊まりに来てね。家族で来てくれたら、焚火や見たことのない生き物、そしてとてもきれいな海もあるよ。

最後に、参加したみんなに「サスティナブルな移動型ホテル」を考えてもらいました。

【タイトル】スカイView !どこでも行けるマシーン

【特徴】
ゲーム機器の形をしたホテル(移動マシン)。1歳から行けるのが特徴(ダイバーシティ)。周りの景色・鳥・雲と遊べて賑やか!電気は雷を吸収せている。水は空気中から茶色い柱をつかってとっている。もちろん循環装置もついているから、不要な水は雨に戻すこともできる。手紙は風船でやりとり!大きな荷物は鳥さんが協力してくれるんだよ!

【山中社長の感想】
空に泊まれるなんて最高だね!しかもエネルギーも自然から取り入れられるなんてすごい!風船でお手紙、受け取ってみたいです!

【タイトル】教育型クリーンホテル KCH・ねずたろう

【特徴】
・学校と合体していて 9 ~17 時までなら好きな授業ができる。
・体育館は使われない時にトランポリンで遊べる。
・翻訳ロボットがいて外国人でも安心して宿泊できる。
・森の中にある2 階は教室になっていて、3~5 階は宿泊室になっている。
・多目的室は体験教室をするのにも使われる防災技術が整っている

【山中社長の感想】
ホテルと学校が合体したんだね!楽しく学べてすごく良いね。防災や外国の方のことも考えられていて流石です!

【タイトル】カワウソ型ホテル「カワル」・はりたん

【特徴】
カワウソがたのトレーラーハウスで、海の上に浮かんでいます。海の上でもうごきます。 もちろん陸でもうごきます。なかで、かわうそを飼っています。

【山中社長の感想】
かわいい!!カワウソと同じで海でも陸でも動けるのはナイスアイデア!新鮮なお魚料理が食べられるレストランが入っているのかな?行ってみたいです!

【タイトル】しんりんカー・けいちゃん

【特徴】
屋上が森と畑になっている移動型貸出ホテル。森にはかえるやへびが住んでいて探検できる。畑ではレモンやきくらげを栽培している。砂漠や南極にも置けて植樹ができる。太陽光発電で電気を作って使う。雨水をためて中で使う。鏡で光を集めて鉄の板で料理をする。ごみから作ったタイヤを使用していてタイヤにとげがあり雪道でも行ける。前には出したり入れたりできる雪かきがある。

【山中社長の感想】
まさに「冒険するホテル」だね!いろいろな環境にも適用できそう!自然エネルギーの活用も考えられていて素晴らしいね!

【タイトル】森のホテル・めい

【特徴】
従来の寝台列車などとは大きく異なり、電車そのものがホテルになっていて、日本中のいろいろなところに移動できる。コンセプトは動く森のホテル。ホテル自体は木々が生えており温もりのある木材中心の設計。建物の中には楽しいプールやパーティルームもある。

【山中社長の感想】
森の中にあるホテルはたくさんあるけど、これはホテルの中が森になっているんだね!すごい発想!パーティをしたらとても盛り上がりそうだね!

今回描いてくれた5作品から山中社長が選んだ特別賞は「しんりんカー」となりました。おめでとう!