新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
日本国憲法は第二次世界大戦後、大日本帝国憲法(明治憲法)の改正という形をとって制定された。
戦後、占領政策を担った連合国軍総司令部(GHQ)は、明治憲法を改めるよう日本政府に指示した。だが、当初の政府案は明治憲法と大差がない保守的な内容だったため、GHQはこれを拒否。象徴天皇制や戦争放棄などを盛り込んだGHQ案を示し、これをもとに最終的な政府案が作成された。その後、帝国議会での審議を経て改正案が成立。1946年11月3日に公布、1947年5月3日に施行された。
日本国憲法を巡っては「押しつけ憲法」論も根強い。 その制定過程から「憲法はGHQに押しつけられた」と問題視する主張だ。
ただ、日本国憲法は GHQ案そのままではない。さらに1946年の毎日新聞の世論調査では、象徴天皇制を「支持」が85%、戦争放棄についても 「必要」が70%で、当時の国民は好意的に受け入れていたようだ。
(「2024年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より)
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ニュース検定とは?
「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。
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検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。
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