「Newsがわかるオンライン」が主催する「保護者のための中学受験攻略セミナー」が1月19日に開催されました。今回のテーマは「中学受験の塾の活用・かかる費用は!?」。中学受験をするなら「塾」は活用したほうがいいのか、「塾」にかかる費用はどれくらいか、「費用」以外で見るべき「塾選び」のポイントとは――。いずれも中学受験をする受験生の保護者が知っておきたい情報として重要なポイントです。
『塾をフル活用するための選びかた』が重要
「中学受験の塾の活用・かかる費用は!?」をテーマに1月19日に開かれたオンラインセミナーで、講師のミライクリエ菅原祐二先生が強調したのは『塾をフル活用するための選びかた』を理解することでした。セミナーは、「Newsがわかるオンライン」が22年11月から開いている「保護者のための中学受験攻略セミナー」。講師を務める菅原先生は大手進学塾での指導経験を生かし、現在は株式会社ミライクリエ代表として体験型学習塾などを運営し、サステナビリティ教育やSTEAM教育などを展開。教科書だけで学ぶことのできない本質的な学びの場を提供しながら「持続可能な社会」への貢献を目指しています。
株式会社ミライクリエでは子どもの知的好奇心を育む、さまざまな体験学習塾を企画している
中高一貫校に進学するのはなぜ塾が必要なのか。
「中学校での学習内容が主に出題される高校受験と異なり、中学受験は小学校での学習内容だけでは解くことができない出題が多いです。そのため、塾に通って受験勉強をすることが必須です。」と菅原先生は話します。
中学受験をするにも多くの塾があり、塾選びで悩む受験生の保護者も多くいるといいます。菅原先生は「熱心な先生がいる塾かどうか、子どもの性格に合う雰囲気の塾かどうかなどのソフト面、子どもが1人で安全に通える塾かどうか、授業以外のフォローが充実しているかなどのハード面について、ご家庭の方針含め優先順位をつけてわが子に合った塾を選び、フル活用してほしい」とすすめました。
塾にかかる費用、進学後かかる費用
塾にかかる費用のうち、教材費やテスト費が授業料に含まれていることがあります。したがって、授業料・教材費・テスト費を合算して比較するようにしましょう。通常期間で毎回新しいカリキュラムをすすめ、季節講習で復習をする塾が多いので、季節講習への参加も必須となるでしょう。また、進学後の費用についても留意が必要です「私立の中高一貫校に進学した場合、中学3年間は費用が多くかかりますが、高校3年間は国の高等学校等就学支援金に加え、各自治体の高等学校授業料助成があります。事前に中高6年間にかかる費用を算出しておくことが大切です。」と解説しました。
次回の「保護者のための中学受験攻略セミナー」は「中学受験 偏差値の正しい理解」をテーマに2月16日(金)20時~20時半に開催されます。中学受験に悩みをもつ保護者の方は、ぜひ受講してみてください。