巻頭特集では、無人コンビニなど、AIで変わるコンビニについて学びましたね。ここではAIと共に生きる未来について、トット先生と一緒に考えてみましょう。
Aさん:ファミレスの配膳ロボット、ちょっともたもたしている感じがかわいいよね。何度も行ったら、僕のこと覚えてくれるかな。仲良くなれたらいいのにな
Cさん:うちのお母さんはお掃除ロボットに名前をつけているよ。出かけてる時、スマホにお掃除終了のお知らせが届くんだけど、それを見て「いい子ね~!」ってうれしそう
Bさん:あはは。ペットみたいだね。コンビニも誰もいないより、アバターの店員さんとやりとりできたほうが楽しそうだし、AIとの交流って少しずつ増えているよね
トット先生:そうだよね。もともと商い、つまり何かを売ったり買ったりするのは、人間同士が交流する場で行われてきたものだよね。だから、お店で人とのやり取りがないと、ちょっと不安になるのかもしれない。配膳ロボットやアバターに親しみを感じれは、ただの機械というより生き物に接するような気持になるよね
Aさん:配膳ロボットも面白いけれど、やっぱりお店の人と話すと楽しいものね。赤ちゃんを抱いている人には、ハイチェアを持っていってあげたりして優しいなと思う
そうだね。ロボットは察してくれることはないものね。でもAIと協力すれば、何かに困っている人をすぐ手助けできるロボットも作れるようになるんじゃない?
そうしたら僕は家にある食材で世界一おいしいおやつを作るプログラムをAIと一緒に考えようかな。使わないでダメになる食材がなくなって一石二鳥!
トット先生からのひとこと:それはいい発明だね。がんばって! 「こういうものがあったらいいな」という発想はとても大事だよ。その時は、やっぱり大前提として、自分以外の人たちも大勢いることを忘れないようにしたいね。自分自身が地球環境も含めた周りとどうつながっているか、どう関わっていくかを意識するとより豊かなアイデアが生まれる。人間のことをもっとよく知ることにもつながると思うよ
取材協力:日能研 イラスト:しばざきとしえ