本誌巻頭特集では、2025年大阪・関西万博とSDGsについて学びましたね。ここではロボットに求められる役割の変化について、ハット先生と一緒に考えてみましょう。


Aさん:大阪・関西万博、楽しみだな~。僕は「空飛ぶ車」を見に行きたいんだ! 実際に乗ったりできるのかな。わくわくしちゃう
Cさん:メタバースの企画もあるんだって。会場に行けなくても参加できるのはうれしいよね。私はお父さんと「バーチャル大阪」を見たりしているよ


Bさん:僕は大阪ならではの「食」のパビリオンが気になる!! だから、インターネットで参加するより、たこ焼きやお好み焼きを食べに行きたいな
ハット先生:先生は小学生の時、「愛・地球博」という万博に家族で行ったんだ。自分の顔のデータが映画に登場するキャラクターになって驚いたことをよく覚えているよ。「もしも月がなかったら」というパビリオンで見た映像もとても印象的だったな。今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」だよね。どんな未来が待っているだろうね


Cさん:会場を案内したり、配膳したり、ロボットが大活躍するんじゃないかな。「自分そっくり」のロボットを作る石黒浩さんがプロデュースする展示館もあるから、新しいロボットにも出合えそう
Bさん:歌って踊れるアイドルロボットもいるかもね。LOVOTみたいなペット型ロボットも増えそうだよね。働かないのに大人気のロボットは、他のロボットにうらやましがられちゃうかも!?


Aさん:あはは。そうかもね。うちの犬も働かないけど、家で一番の人気者だし、かけがえのない存在だもん。だけどさ、もしも自分そっくりのロボットが出てきたら、みんなはどうする!?
ハット先生からのひとこと:それは深い問題だね。ロボットの役割は、労働力から精神的な安定をもたらすものとして進化してきたけれど、これからも人とロボットの関わり方はどんどん変わっていくだろうね。万博は未来をのぞかせてくれるところ。だから、みんなにも未知のものに出合う、わくわくする経験をしてほしいな。「なんで?」「どうして?」っていう疑問が見つかったら、それを大切にしてね。

取材協力:日能研 イラスト:しばざきとしえ