【ニュースがわかる2024年11月号】巻頭特集は世界が注目! アメリカ大統領選

裁判員制度は何のため 「ニュース検定」がわかりやすく解説

 新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。

 プロの裁判官による刑事裁判は厳しい指摘を受けてきました。「検察官の主張を信じすぎる」「市民感覚からかけ離れている」といった批判です。このため、国民の良識(健全な社会常識)を反映できる制度を作って司法に対する国民の信頼を高めよう、そうすれば裁判もより良いものになる――。裁判員制度は2009年、こうした考えに基づいて始まりました。

 制度の導入を機に刑事裁判は良くなったと言われる一方、課題もあります。

 例えば、裁判員は裁判員・裁判官の討論内容を人に話してはいけません(法廷で見聞きしたことは OK)。 この守秘義務は一生ついて回り、罰則もあります。これは重すぎると緩和を求める意見があります。

 裁判員の年齢引き下げは2021年 5月、少年法改正に合わせて国会で決まりました。しかし少年法の陰でほとんど 議論されませんでした。裁判員制度を支える国民が考える機会をきちんと設けるべきだったという指摘があります 。

  (『2023年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』より)

次回は10月14日に配信予定です。


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ニュース検定とは?

画像をクリックすると「ニュース時事能力検定試験」公式HPにジャンプします

 「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。 
 1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『公式テキスト&問題集「時事力」基礎編』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。 

 4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。 

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php