新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
地球上では、さまざまな生き物がそれぞれの役割を担っており、ある生き物が別の生き物に食べられたり、逆に別の生き物を食べたりする食物連鎖の中で生きています。森林や土壌は、野生生物の生活サイクルによって保たれます。多様な生物がつながり合って存在する状態を「生物多様性」といいます。人間は、他の生物を食料、医療、科学などに利用しています。
しかし、生物多様性は危機に瀕しています。これを守る国際ルールが1992年に採択された「生物多様性条約」です。多様な生物が生存する生態系を守ること▽生物種を減らさないように資源を利用すること▽遺伝資源(医薬品の開発に使われる微生物など)が生み出した利益を原産国にも配分すること――を掲げます。
生物を守る国際ルールは他にもあります。水鳥の生息地として重要な湿地を保全するための「ラムサール条約」や、絶滅の恐れがある動植物の取引を規制する「ワシントン条約」などです。世界的な自然保護機関「国際自然保護連合」(IUCN) は、絶滅の恐れがある野生生物の種(絶滅危惧種)を調べ、レッドリストにまとめています。
(『2022年度版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』より)
次回は8月6日に配信予定です。
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年4回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『公式テキスト&問題集「時事力」基礎編』は、「これからのエネルギー」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など21のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶマークシート方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。
「ウクライナ侵攻がわかる」 ニュース検定 特集ページ公開
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、2月末から約3カ月間の動きをまとめた特集ページを、日本ニュース時事能力検定協会が公式サイトに特別に公開しています。