漢字を通じて隣国・中国の文化について学ぶ夏休みのイベント「日本と中国の漢字を楽しもう!」が7月24日、東京都国分寺市のリオンホールで開かれた。小学4~6年の22人が参加し、普段から使っている漢字の奥深い世界に触れた。
公益財団法人笹川平和財団・笹川日中友好基金と国分寺市国際協会の共催。元中国国際放送局アナウンサーの高橋恵子さんが講師を務めた。漢字は中国から1世紀ごろ日本に伝わったとされる。明治時代には西洋の単語を日本語に訳した「自由」や「社会」といった新しい熟語が中国に輸出された。高橋さんは「漢字は中国と日本を行ったり来たりしています」と日中両国で共有する文化だと紹介した。また、毎日新聞出版の「Newsがわかる特別編 中国がわかる」を使って、言葉や民族、国土などについても学んだ。
自由な発想で新しい漢字を作るワークショップでは、「自然」「カブトムシ」「水族館」などをイメージして独創的な漢字を作っていた。参加者は「自分で漢字を作るのも面白いし、他の人のアイデアを聞くのも楽しかった」と話していた。【毎日新聞 大谷麻由美】