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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

ニュースっておもしろい!学び深発見 まずは木に触れてみよう

本誌巻頭特集では、森の役割やメカニズム、現状や課題、さらに神奈川県相模原市での取り組みや明治神宮の森について学びましたね。森の未来について、ショー先生、ノーマ先生と一緒に考えてみましょう。

Bさん:僕がやってるゲーム、自分の島に木を植えるんだけど、うまく育たなかったよ。ぎっしり植えすぎたみたい。実際の木は何十年もかけて育てるんだよね。待ちくたびれちゃいそう

Cさん:そうだよね。だから、100年前に明治神宮の森を考えた人はすごいな。今、100年先を考えるとしたら、2123年だよ!! もう私たちはいなくて、孫の時代!?

Aさん:地球温暖化を防ぐには、僕たちが森を大切にしないと……だけど、本当は海のほうが好き。山の中ってじめじめしているし、夏はいっぱい虫が出てくるよね

ショー先生:先生も海派だよ。だけど海と森ってつながっていると思わない? 森の木にはそれぞれに面白い特徴があるよ。例えばクスノキって知ってる? 枝や葉に独特の香りがあって防虫作用があるんだ

ノーマ先生:先生の家は森の近くにあって、2~3日ほうっておくと庭にタケノコが生えてくる。森にのみこまれないように、毎日、手入れが欠かせないんだ。みんなは実際に森や木に触れる機会はある?

Bさん:夏休みにキャンプに行って、ログハウスに泊まるよ!! 今年は木や植物の名前をいっぱい覚えようと思うんだ。目標は……100個だよ!!

Aさん:それはすごい!! 僕は木工で鳥の巣箱とか小さいイスを作ってみたいな。うちの学校も地元の木材で机の天板を作ってくれたらいいのになあ

Cさん:私は自由研究で和紙の紙すき体験をしたことがある。コウゾって木が紙になるまで何工程もあって、とっても時間がかかるんだよ。これも木に触れたっていえるかな?

ノーマ先生&ショー先生からのひとこと:みんな楽しみだね。紙すきもよい体験をしたね。直接木の形をしていなくても、身近なところに木を原料とするものはいろいろある。その作られる過程を知ることで、木や森を大切にする気持ちも芽生えてくるよね。今は生活と森が結びついていないから、大人も木の名前や森の役割を知らないことが多い。だから、みんなが学んだことは大人たちにも教えてあげてね

協力:日能研、イラスト:しばざきとしえ