本誌巻頭特集では、日本の島をめぐる最新情報や、島の大切な役割について学びましたね。ここでは離島の生活の未来についてツッキー先生と一緒に考えてみましょう。
Aさん:昨日の無人島脱出のテレビ番組見た? 面白かったね。もし無人島に行くことになったら、水とかジュースは持っていきたいな。おなかを壊したくないもん
Bさん:僕ならレンズを持っていく!! 火をおこして魚も焼けるし、のろしで助けを求められるでしょ。ナイフも欲しいけど、なかったら石で石器を作ってみるよ
Cさん:水も火も大事だし、煮炊きをする器もいるよね。みんなと一緒なら、キャンプみたいで楽しそうだけど、日焼けや虫が心配。早く脱出したくなりそうだな~
ツッキー先生:そうだね。先生も無人島でのんびり読書してみたいけど、すぐさびしくなっちゃうかもしれないな。食べるものや暮らすところを確保してサバイバルするのは大変だよね。日本には離島で暮らしている人がたくさんいるけど、人口が減って困っている島も多いみたい。医師不足や産業の基盤が弱いという課題を抱えているんだね。みんなだったら、どうやって解決する?
Aさん:うちのお父さん、「パソコンがあればどこでも仕事ができる」って言ってるから、離島にも通信が途切れない強力な基地を作ればいいんじゃないかな。お医者さんにもリモートで診断してもらえるし!
Cさん:そうだね。でも、病院に行きたい時、波が高くて船が出ないと困っちゃうよね。海底トンネルとか「どこでもドア」とか、どんな荒波もへっちゃらな船ができればいいのかもしれない
Bさん:ギリシャには車禁止の島があって、ロバで移動するんだって。そんなふうに島ならではの体験や自然をアピールして観光地にすれば、移住したくなる人も増えるんじゃないかな
ツッキー先生からのひとこと:みんな、すごいね!今、働き方がどんどん変わっているから、離島にいるからこそできる仕事が登場するかもしれない。それぞれの島の魅力を発見することで、新しい産業も生まれるかもしれない。人口が減ったとしても、小さなコミュニティーをうまく機能させる工夫があればいいよね。いろいろなアイデアをどんどん出し合えば、ポジティブな未来がひらけると思うよ。
協力:日能研、イラスト:しばざきとしえ