新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
近年、地方議会の議員の選挙に立候補する人が減り、問題になっています。
その要因として▽政治への関心が低い▽仕事の割に報酬が低い▽人口減少が進み、議員活動ができる人が少ない――といったことが挙げられます。
選挙に立候補する人が減り、定数以下しかないければ、投票なし(無投票)で当選者が決まります。特に町や村で、総定数に占める無投票当選者の割合が高い状態が続いています。
2019年の統一地方選挙(統一選)では、町村議会議員選挙の無投票率は、23.3%で過去最高でした。その分、地域の政治に参加する機会を有権者が失ったということです。
議員のなり手を増やそう、という試みもみられます。例えば、議会を休日や夜間に開いたり、報酬を増やしたりする自治体があります。また、2022年には法律が改正され、地方議員がこれまでよりも、兼業(他の仕事を兼ねること)しやすくなることが決まりました。
(『2023年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』より)
次回は4月15日に配信予定です。
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『公式テキスト&問題集「時事力」基礎編』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。
「ウクライナ侵攻がわかる」 ニュース検定 特集ページ公開
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、2022年2月末から約3カ月間の動きをまとめた特集ページを、日本ニュース時事能力検定協会が公式サイトに特別に公開しています。