新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
2021年9月、国内で初めてゲノム編集(*)によって品種改良された食品が販売されました。血圧を下げる成分を多く含むようにしたトマトです。その後も身の量を増やしたマダイや、早く成長するようにしたトラフグの販売が始まっています。
遺伝子を効率的に改変して性質を変えるゲノム編集は、一般的に10年ほどかかる品種改良を数年でできるようにしました。特定の遺伝子を切断して機能を失わせるだけであれば、国は安全性の審査を行わず、届け出による販売を認めています。一方、外来の遺伝子を入れて品種改良をする場合は「遺伝子組み換え食品」のように安全性を審査した上で販売されます。
*ゲノムとは、生物の細胞の中にあるすべての遺伝情報のことです。その情報を伝える遺伝子を切ったり、外から入れたりして、狙った通りの性質や機能を持たせる技術を「ゲノム編集」と言います。
(『2022年度版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』より)
次回は2月4日に配信予定です。
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年4回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『公式テキスト&問題集「時事力」基礎編』は、「これからのエネルギー」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など21のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶマークシート方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。
「ウクライナ侵攻がわかる」 ニュース検定 特集ページ公開
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、2月末から約3カ月間の動きをまとめた特集ページを、日本ニュース時事能力検定協会が公式サイトに特別に公開しています。