雪の重さ どのくらい重いの?【天気のふしぎ】

雪の多い地方では、ときどき屋根の雪を除くことが必要になります。雪おろしをしないと、雪の重みで屋根が落ちたり、あるいは戸や障子の開け閉めができなくなったりするからです。落ちてくる雪の1片にはまったく重さは感じられませんが、降り積もるとかなりの重さになります。どのくらい重いのか、詳しくみてみましょう。

 どれくらい重いかといえば、新雪の場合、1立方センチメートルにつき0.1グラム、1立方メートルだと100キログラム。新雪では雪の体積のうち90%は空気であり、ふわふわしていて軽いように思われます。

 ところが実際は、たとえば50平方メートルの屋根に20センチの新雪が積もると1トン、60センチ積もると3トンにもなります。雪はふわふわの新雪であっても、積もればものすごい重さです。

 新雪の結晶が昇華(固体が気体になること)によって失われ、また次々に積もる雪の重みで、全体が締まった積雪の状態を「しまり雪」といいます。

 しまり雪では、空気の占める割合が60~70%くらいに落ち、その重さは新雪の2.5~4.5倍。すなわち1立方メートル当たり250~450キログラムにもなります。

 かりに50平方メートルの屋根に50センチの厚さでしまり雪があったとすると、(1立方メートルあたり450キログラムとして)約11トンの重さが屋根にかかっていることになるのです。