新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
海は、国連海洋法条約に基づき大きく三つに分類されます。陸から近い順に(1)領海(2)排他的経済水域 (EEZ)(3)公海――です。
(1)領海……海岸から12カイリ(約22キロ) まで。その国が「領土」と同様に治めることができます。
(2)排他的経済水域(EEZ)…… 海岸から200カイリ(約370キロ)までで、領海の外側。魚や海底資源をその国が独占できます。外国の船は自由に行き来できますが、勝手に漁や資源の採掘はできません。
(3)公海……EEZのの外側で、どの国にも属していません。ルールさえ守れば、漁もできます。
日本には、海岸線が100メートル 以上の島が約6850もあります。このため、領海とEEZを合わせた面積は約447万平方キロと世界6位で、国土面積(約38万平方キロで、世界61位)の10倍以上です。日本にとって島々は、豊かな資源をもたらしてくれる可能性のある宝物なのです。
ちなみに「領空」とは「領土」「領海」の上空です。
(『2022年度版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』より)
次回は11月5日に配信予定です。
書影をクリックすると本の通販サイト「Amazon」のサイトにジャンプします
ニュース検定とは?
画像をクリックすると「ニュース時事能力検定試験」公式HPにジャンプします
「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年4回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『公式テキスト&問題集「時事力」基礎編』は、「これからのエネルギー」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など21のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶマークシート方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。
「ウクライナ侵攻がわかる」 ニュース検定 特集ページ公開
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、2月末から約3カ月間の動きをまとめた特集ページを、日本ニュース時事能力検定協会が公式サイトに特別に公開しています。