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英語に対する子どものモチベーションを維持・向上させるための基礎知識【小学生編】

英語教室に通う子どものモチベーションが最近低い気がする……。どうすればいい?
普段からモチベーションを維持させるために、親は何をすればいい?

小学生のお子さまを英語教室に通わせている保護者の方なら、一度はこんな悩みを持ったことがあるのではないでしょうか。せっかく月謝を払っているのだから無理にでも行かせるべきか、やる気がないならやめさせるほうがいいのではないか、迷った経験がある方もいると思います。

大切なことは、親の考えを優先するのではなくまずは子どもの気持ちを受け止め、それからじっくりと理由を聞いて原因を解消できるようサポートしてあげることです。

この記事では、20年以上の児童英語講師歴を持つ山下先生のお話に基づいて、

・英語教室に行くことに対して子どものモチベーションが下がっているときに親がとるべき行動
・英語に対する子どものモチベーションを上げるために親が気をつけるべきこと

を解説していきます。最後まで読んでいただき、お悩み解決の一助になれば幸いです。

★本コラムは小学生のお子さまをもつ保護者の方向けの内容です。お子さまが未就学の方はこちらのコラムをご覧ください。

記事監修

山下恵美先生
神田外語キッズクラブ シニアインストラクター
乳児クラスから中学生クラスまで担当する、児童英語講師歴20年以上のベテラン指導者。子どものクラスの他、児童英語講師養成講座のカリキュラム開発および授業担当、学校教員向けの研修や小学校での指導など、幅広く活躍。
結婚を機に渡米し、海外での出産を経験したことにより、それまで苦手だった子どもと英語教育の素晴らしさと重要性に目覚める。
「褒めて伸ばす」がモットーの明るく温かな人柄で、ファンの多い人気の先生。

1.英語教室に対するモチベーションが下がっているとき、親がとるべき行動

英語教室に通うことに対して、子どものモチベーションが下がっていると感じたときに親がとるべき行動を順に解説します。

1.子どもの気持ちを否定しないで受け止める
2.理由をじっくり聞く
3.先生に相談する

1-1.子どもの気持ちを否定しないで受け止める

まずは子どもの気持ちを否定せずに受け止めましょう。「行きなさい」「やりなさい」と強制しても、子どもは反発してしまうだけです。「そうだね、そういうときもあるね」などと声をかけ、子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。親の気持ちばかりを押し付けるのはNGです。

1-2.理由をじっくり聞く

次に、どうしてモチベーションが下がっているのか理由をじっくり聞いてあげてください。幼少期はその日の天気一つに機嫌が左右されて「行きたくない」などと言うこともありますが、小学生にもなると、ある程度具体的な理由を持っているものです。教室で何か心配事があったり、内容が難しくてついていけなくなっていたり、様々な理由が考えられます。

1-3.先生に相談する

子どもが理由を話したがらないときは、先生に相談するのも手です。ちょっとしたことでも気軽に相談することで、保護者と先生の間で風通しのいい関係性を築くことができ、悩みやトラブルも協力して解決しやすくなります。そうした点を考えると、普段から話をしっかり聞いてくれる先生を見つけておくのがいいでしょう。

2.英語に対する子どものモチベーションを上げるために親が気をつけるべきこと

英語学習に対する子どものモチベーションを維持するために、普段から親がやっておくべきことを3つ紹介します。

・他の子と比べない
・ちょっとしたことでも具体的に褒める
・子どもがやっていることに興味を持つ

2-1.他の子と比べない

1つ目は、他の子と比べる言葉を使わないことです。無意識に「〇〇ちゃんはちゃんとやっているよ」などと言ってしまいがちですが、このような言葉は子どもにとって嫌なものです。他の子と比較する言葉をかけていると自己肯定感が持てなくなり、日常生活にも悪影響が出てしまいます。もちろん、きょうだいと比べる言葉もNGです。

2-2.ちょっとしたことを具体的に褒める

何かいいところがあれば、それを具体的に褒めてあげることも必要です。褒めることで子どもの自己肯定感が上がり、物事に挑戦する意欲が高まります。例えば、新しい表現を覚えてきたときや、ノートの字が綺麗に書けているときなど、ちょっとしたタイミングでもOKです。日々の成長に気付いて褒めてあげることの積み重ねが、モチベーション維持のための重要なポイントです。ただし、思ってもいないことで適当に褒めるのは意味がないのでやめましょう。

2-3.子どもがやっていることに興味を持つ

3つ目は、親が子どものやっていることに興味を持つことです。今取り組んでいることに対して親が興味を持っているというのは、子どもにとって嬉しいことです。子どもが帰ってきたときに、その日のレッスンについて聞いてあげるとよいでしょう。「今日はどうだった?」という漠然とした質問では話が広がりにくいので、「今日は何が一番楽しかった?」などと子どもが答えたくなるような質問を意識してください。

また、お子さまが取り組んでいる英語に対してより理解を深めるために、保護者の方も一緒に英語学習を始めてみるのもいいかもしれません。

★構いすぎるのも考えもの★
子どもが取り組んでいることに興味を持つのが大切とはいえ、必要以上に構いすぎるのは逆効果です。植物も過剰に水をあげていると、やがて根腐れしてしまいます。なんでもかんでも「どうだった?」としつこく聞くのはモチベーションを下げてしまう原因にもなります。

3.楽しく英語に親しむなら神田外語キッズクラブ

子どもが楽しく英語に親しめる英語教室をお探しの方には、神田外語キッズクラブがおすすめです。神田外語キッズクラブでは、たくさんの英語を使ったやり取りを通して、子どもたちが英語音声に慣れ親しみ、楽しみながら簡単な英語を読み書きできるように、独自に開発した教材を使って指導しています。神田外語キッズクラブの特徴を紹介します。

・発達段階に応じた細かなクラス分け
・家庭用教材やプログラムを用意
・児童英語指導に関する講座・研修を修了した講師がレッスンを担当

3-1.発達段階に応じた細かなクラス分け

神田外語キッズクラブでは、発達段階に応じて0歳から細かなクラス分けを行っています。子どもの年齢によって、できることや興味関心を持つ物事は異なるため、発達段階を踏まえた内容でレッスンを行うことが英語教育において非常に重要だからです。

0・1・2歳/2・3歳/幼稚園/小1・2年/3・4年/5・6年でクラスを分け、子どもの認知発達と成長に合ったプログラムと教材を用意しています。

小学生のクラスでは、フォニックスのルールを学習して読み・書きにつなげるための練習をしたり、クラスメイト同士でお互いの事を聞き、伝え合ったりと総合的なコミュニケーション力が育めるような教育を行っています。コースは外国人講師と日本人講師のペアで指導するTeam Teachingコースと、日本人講師の1名でじっくり指導する日本人講師コースから選択できます。

小学校の英語の一歩先を学びたい、もっと英語でコミュニケーションを取れるようになりたい、そんなお子様におすすめです。

3-2.家庭用教材やプログラムを用意

大学や語学専門学校を有する神田外語グループの教育ノウハウを活かし、教室で独自に開発した幼児・児童英語教材を使用しているだけでなく、家庭学習向けの教材も豊富に用意しています。

ワークブックやピクチャーカード、音声教材などに加え、保護者の方が家庭で子どもと一緒に学習していく方法をやさしく丁寧に解説しているガイドブックや、日常的な場面で「こういう時は英語でなんていうの?」と疑問に思ったとき、すぐに読める日常会話の紹介ブックなど、英語で子育てをしてみたいという保護者の方に最適な教材も用意しています。

また、家庭における英語環境づくりのお悩み解決をする、保護者の方向けの「子育て英語講座」(短期オンライン講座)も用意しています。学生時代は英語が苦手だったけれど、子どもと一緒に楽しく英語を学習したいという保護者の方におすすめです。

3-3.児童英語指導に関する講座・研修を修了した講師がレッスンを担当

神田外語キッズクラブには、大学や語学専門学校を有する神田外語グループにおける児童英語講師養成講座・研修を修了した講師が揃っています。

児童英語講師として、ただ英語が堪能なだけでは十分な能力があるとは言えません。“外国語として英語を学ぶ”日本人の子どもの特性をよく理解し、年齢別の認知発達・学習上の特徴を踏まえた指導のポイントを把握していることが必要です。

神田外語キッズクラブの講師陣は、児童英語指導に関する講座・研修を通して、これらのポイントを熟知しています。また、多様な文化的背景を持ち、子どもたちの異文化・国際理解のモチベーションを向上できるような講師も多数所属しています。お子さまの英語に関するお悩みについても安心してご相談ください。

4.まとめ

この記事の内容をまとめます。

■英語教室に対するモチベーションが下がっているとき、親がとるべき行動
■英語に対する子どものモチベーションを上げるために親が気をつけるべきこと
・子どもの気持ちを否定しないで受け止める
・理由をじっくり聞く
・先生に相談する

■子どもの英語に対するモチベーションを上げるために親がやるべきこと
・他の子と比べない
・ちょっとしたことでも具体的に褒める
・子どもがやっていることに興味を持つ

このコラムを参考にして、子どもが楽しく英語に取り組めるようにサポートしてあげましょう。
もっとくわしく知りたい方はこちらもご覧ください。