【ニュースがわかる2024年8月号】巻頭特集はテーマから探す! ミラクル自由研究

降水確率はどうやって割り出すの?【天気のふしぎ】

天気予報でよく見聞きする降水確率。その名のとおり「雨の降る確率」です。
降水確率100%といわれても降らないこともあれば、降水確率が0%でも外出先で雨に降られて困った経験もあるのではないでしょうか。
そもそも、降水確率はどのように割り出しているのでしょうか。

※本記事は日本雑学研究会『お天気のミステリー』(毎日新聞社)から一部抜粋・再編集したものです。

 気象庁では昭和55年(1980)から降水確率予報を発表しています。降水確率の降水は、雨だけではなく雪も含んでいます。降水確率は予報区内で一定の時間内に1ミリメートル以上の降水がある確率をいい、その確率は過去のデータをもとに割り出しています。

 予想される大気の状態と似たようなケースを過去のデータから選び、そのうち何%が雨や雪になっているかをはじき出しています。たとえば似たような大気の状態が過去に100回あり、そのうち60回が雨や雪であったら、降水確率は60%となります。

降水確率 = 雨の降った回数 ÷ 過去に同じ大気の状態になった回数

 降水確率はあくまで過去のデータをもとにしたもので、降るか降らないかの可能性を示すに過ぎません。降る時間の長さや、雨・雪の量や強さなどを予想したものではありません。

 降水確率は0%から100%まで、10%刻みで発表され、細かい数字は四捨五入されます。

 たとえば降水確率が95%と算出されたら100%、4%と算出されたら0%として発表されます。そのため降水確率が0%と発表されても、雨や雪が降ることがあります。もちろん、降水確率が高くなれば雨の降る確率も高くなります。ですが、たとえ降水確率が100%だとしても、雨や雪が降らないということだってあり得なくはないのです。