テレワークってなに？
新型コロナウイルスの感染が拡大してから、ニュースで「テレワーク」という言葉をひんぱんに見たり聞いたりするようになりました。お父さんやお母さんがテレワークをしている、という家庭もあるでしょう。では、テレワークは「パソコンを使って家で仕事をする」という意味なのでしょうか？
テレワークは「tele（テレ）＝離れたところ」と「work（ワーク）＝働く」を組み合わせた言葉で、情報通信技術（ICT）を活用した、場所や時間にとらわれない働き方のことです。仕事をしている人の多くは、会社や工場、お店などの決まった場所で、決まった時間に働いています。テレワークは、こうした職場から離れた場所で、インターネットなどを経由して人同士や人とモノ、情報をつなぐ働き方なので、時間をかけて職場へ通う負担を減らすことができ、時間を有効活用できます。
働く場所は、自宅、移動中の電車や飛行機の中、カフェ、会社の本社などから離れた場所に設けた仕事場「サテライトオフィス」など、会社や人によりさまざま。パソコンを使って家で仕事をすることも、自宅以外の場所でICTを使って働くこともテレワークです。勤め先によってはまったく出社しない100％テレワークの会社もあれば、週に１～2日だけテレワークなど、導入の仕方は会社によって違います。（写真：宿泊スペースでテレワークをするモニターの男性＝東京都渋谷区の渋谷ストリームエクセルホテル東急で）