【ニュースがわかる2024年6月号】巻頭特集は地震大国ニッポン 被害を減らすために

配送員1万人が利用する配送効率化アプリを開発【起業家から君へ】

話を聞いたひと 高柳慎也(たかやなぎ しんや)さん 207(ニーマルナナ)株式会社社長

週刊エコノミストで連載中の「挑戦者2021」。優れたアイデアや斬新なサービスで世の中を良くしようとする企業の取り組みを紹介しています。本サイトでは、誌面で紹介された「挑戦者」たちがどんな子どもだったのかを聞きました。

※エコノミストオンライン「挑戦者2021」はこちら

 宅配の配送員向け業務支援アプリ「TODOCU(とどく)」を提供しています。荷物に貼ってある伝票を、スマートフォンで撮影するだけで、全てのデータをスマホに取り込むことができ、スマホ画面上に届け先の地図や最適な配送ルートなどが表示されます。従来は、配送員が紙の地図に印を付けたり、グーグルマップやカーナビゲーションに、住所や電話番号を手入力していました。

 また、伝票に記載されている受取人の携帯電話番号も取り込んでいるので、受取人にSMS(ショートメッセージ)を送信することができます。受取人は在宅や不在、置き配希望などを、ワンタッチで配送員に知らせます。チャット(文字による会話)機能も付いているので、細かなやり取りも可能ですし、配送員がどこにいるかも、スマホの地図上で知ることができます。

 アプリの開発はいろいろと苦労しました。知り合いの優秀なエンジニアに頼んで、うちに入社してもらい、基本的な設計は私がやり、あとはそのエンジニアが中心になって作ってもらいました。その他、多くの友人にサポートしてもらいました。

 このアプリは、当社サイトで公開して以来、口コミを中心に広がり、現在、約1万人の配送員が利用しています。アプリの利用は無料ですが、詳細な住宅地図機能を使う場合は、月額1600円の課金が発生します。配送員のSMS送信は1通10円かかりますが、受取人のSMS利用は無料にしています。

■こどもの頃はどんな性格でしたか?

 すごく活発で、大人に対して屁理屈を言う子供でした。

■こどもの頃の夢を教えてください。

 生物を研究する学者

■こどもの頃によく読んでいた本があれば教えてください。

  伝記、日本の歴史マンガ

■仕事をしていてよかったこと、大変だったことを教えてください。

 良かったこと:自分のやりたいことを仕事を通して実現できること、人に必要とされること

  大変だったこと:すべて自分の責任なので、失敗も自分で責任を取る必要があったこと

■子どもたちにメッセージをお願いします。

 多くの経験を通して、自分の好きなことや夢中になれる事を見つけ、その事を突き詰めることにより、いつか他人に誇れる事になり、自分の自信に繋がり、人生が豊かになると思います!(聞き手=和田肇・エコノミスト編集部)