【ニュースがわかる2024年7月号】巻頭特集は「沸騰」する地球の未来

「住生活」の創造性を応援する【起業家から君へ】

話をきいたひと 高重正彦(たかしげ まさひこ)さん RoomClip代表

週刊エコノミストで連載中の「挑戦者2022」。優れたアイデアや斬新なサービスで世の中を良くしようとする企業の取り組みを紹介しています。本サイトでは、誌面で紹介された「挑戦者」たちがどんな子どもだったのかを聞きました。※エコノミストオンライン「挑戦者2022」はこちら

実際に人が住んでいる住空間の写真を集めたソーシャルプラットフォームが、女性を中心に人気を集めている。

ユーザーが投稿する「住生活の実例写真」を集めたソーシャルプラットフォーム「RoomClip(ルームクリップ)」を運営しています。サービスの特徴は、利用者が自宅の写真を投稿し、嗜好(しこう)が似ている利用者同士でつながれる点です。自宅でどんな物を使っていて、どんな家具の配置をしているかなどを写真で発信・閲覧できるサービスです。これまでに500万枚ほどの実際に人が住んでいる家の写真が集まりました。

利用者の大半は、引っ越しや模様替えの際に、「他者の住まいはどうなっているのだろう」と、インスピレーションを得るために使っているようです。今では月間の利用者は600万人に上ります。その8割が女性で、一番浸透しているのは30代の女性ですね。

最近では企業との連携も深めています。利用者のデータ履歴が70億件ほど集まっているので、住生活領域の企業約300社がマーケティングの用途でルームクリップに参加してくれています。2021年3月からは、メーカーやブランドがルームクリップ上で家具や家電、日用品などを利用者に直接販売できる「ルームクリップショッピング」も開始しました。

■こどもの頃はどんな性格でしたか?

理屈っぽくて、目の前のことを素直に楽しめない性格でした。将来についてとか、仕事についてとか、地に足についたことは、あまり深く考えたことはありませんでした。

■こどもの頃によく読んでいた本があれば教えてください。

世界史の地図帳やアガサ・クリスティ、司馬遼太郎の作品をよく読んでいました。

■仕事をしていてよかったこと、大変だったことを教えてください。

ユーザーさんが人生に対する喜びを見い出すお手伝いができていると思える瞬間は、仕事をしていてよかったなと感じます。そういったお問い合わせや直接の声をいただいた時に、特にそれを感じます。

やっていく中では大変なことばかりです。ユーザーさんや企業のみなさまからサービスの品質にお叱りを受けたり、お金が無くなったり、一緒に働いていた仲間が辞めたり・・・

でも、どんなことをしていても人生というのは大変なことの連続だと思っているので、それが特別辛いとは思ったことはありません。

■子どもたちにメッセージをお願いします。

事実として、世界は今までに無いぐらいのスピードで変化・多様化しています。

今後何が起きるかは誰にもわからないし、どういう風に生きるのがいいのかも人によって違うように感じます。

だからこそ「自分が正しい」とか「(自分以外の)誰かが正しい」とかあまり思いすぎず、自分と他人の違いに対して興味を持って、立ち止まってよく理解しようとしてみることが大事な時代なのではないかなと思っています。