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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

気持ちの切り替えが出来ないときはどうしたらいいの?【ニュースがわかるの本棚】

「テストの点数が伸びない」「苦手科目を克服できない」
「集中力が続かない」「勉強はいつ、何時間したらいいの?」
など、受験を控えた子どもたちの不安や悩みは尽きません。

そんな受験生やその保護者の皆様に、今まで多くの受験生をサポートしてきた中学受験カウンセラーたちが、お悩みに回答する書籍『中学受験にチャレンジするきみへ』から一部を抜粋し、ご紹介します。

今回は、「勉強しないといけない」とわかっていながら、「うまく気持ちの切り替えができない」という悩みに、株式会社アートオブエデュケーション代表取締役であり、中学受験カウンセラーの安浪京子先生が答えてくれました。

勉強する時間になったり、休憩が終わったりすると「勉強しなきゃあ……」と思いつつ、気持ちが、体が動かない。あるいは、模試で最初の算数が全然できず、次の国語に向けて気持ちが切り替えられない――こういうことって、よくあるよね。

そこで以前、オンライン相談会で参加してくれている小学生のみんなに“家で勉強するときの気持ちの切り替え方”を教えてもらいました。

[勉強の工夫]
・好きな科目からする
・計算から取りかかる

[食べもの]
・ブドウ糖やチョコを食べて、脳にエネルギーチャージ!
・炭酸水を飲んで意識をはっきりさせる

[体に刺激]
・ラジオ体操をして体を動かし、脳を活性化させる
・鼻歌を歌ったり、音楽を聴いたりしていい気分に持ち込む

[場所を変える]
・自習室や図書館、ファミレスを使う

[時間]
・「5秒ルール」を使う
ロケット発射のイメージで「5、4、3、2、1、ゴー」と数え、
ゴーと同時に行動(勉強)を始める

など……。これを見て、何か気がついたことはあるかな?
そう、気持ちを切り替える最大のコツは、「行動を変えること」なんです。

最後の「5秒ルール」は、メル・ロビンズさんが提唱した世界中で有名な魔法の呪文です。
「1」になったら、「何も考えず行動する」ことにより「考えるより先に体が動くようになった」と世界中の大人が感動しました。つまり、それだけ大人たちも気持ちの切り替えができなくて悩んでいるんだよね。

いろいろ紹介した方法の他にも、ぜひ「自分にはこの方法がぴったり!」という切り替え方を発見してみよう!

紹介した本はコチラ

タイトル:
中学受験にチャレンジするきみへ
勉強とメンタルW必勝法!

著者:安浪京子
出版社:大和書房
定価:1,650円

全国書店等にてお買い求めいただけます

著者プロフィール

安浪京子(やすなみ・きょうこ)

株式会社アートオブエデュケーション代表取締役、算数教育家、中学受験専門カウンセラー。神戸大学を卒業後、関西、関東の中学受験専門大手進学塾にて算数講師を担当。生徒アンケートでは100%の支持率を誇る。プロ家庭教師歴約20年。きめ細かい算数指導とメンタルフォローをモットーに、毎年多数の合格者を輩出。中学受験、算数、メンタルサポートなどに関するセミナーを開催、算数力をつける独自のメソッドは多数の親子から支持を得ている。「きょうこ先生」として多数のメディアでさまざまな悩みに答えている。著書に『最強の中学受験 「普通の子」が合格する絶対ルール』など多数。