平和の番人 国連の80年【月刊ニュースがわかる4月号】

ブックガイド「つかめ!理科ダマン 3 科学でナゾを解き明かせ!編」

「ニュースがわかるオンライン」が選んだおすすめの本を紹介する「ブックガイド」コーナー。科学の疑問がギャグ満載の漫画で学べ「子どもがゲラゲラ笑って、何度も読み返している」と口コミで人気が広がり、日韓あわせて累計125万部突破した大人気シリーズ第3弾『つかめ!理科ダマン 3 科学でナゾを解き明かせ!編』をご紹介します。

 AIなどのテクノロジーが急速に広がるなか、科学技術の発展を担う理系人材の育成が課題となっています。しかし経済産業省が公表した「未来人材ビジョン」によると、「理科を使う職業につきたい」という中学生は国際平均57%に対し、日本では27%と低くなっており、「日本は、探究的な(正解のない)理科学習が少なく、子どもたちが『科学の楽しさを感じる』機会に乏しいのではないか」と分析されています 。

 また、2022年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)では、中学理科で平均正答率が前回より16.8ポイント減と大幅に下がり、5割を切りました。これにはコロナの影響により、児童生徒が近距離で行う観察や実験の授業が減っていることが要因として挙げられています。同時実施の学校アンケートでは、理科授業で週1回以上、観察や実験を行った中学校は2018年度より18.8ポイント減の45.8%、小学校でも16.2ポイント減の44.9%という結果でした。

 『つかめ!理科ダマン』は、おうちでできる簡単な実験も紹介されているので、子どもたちの好奇心を掻き立てながら、楽しく理科に触れられます。将来を担う子どもたちに「科学の楽しさ」を伝えるのに、まさにピッタリのシリーズです。

(提供:マガジンハウス)

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つかめ!理科ダマン 3
科学でナゾを解き明かせ!編

著者:シン・テフン(原作) ナ・スンフン(漫画)
出版社:マガジンハウス 定価:1,300円

本書の目次

1.ボクの頭はピンポン玉じゃないぞ! ― つぶれたピンポン玉を元にもどすには?
2.本物のおひめ様になる方法 ― ウンチをしなかったらどうなる?
3.おしっこがしたい! ― 寒い日はどうしてトイレが近くなるの?
4.おなかがパンパンのカエル ― カエルの鳴き声がうるさいわけは?
5.ミツバチはつらいよ ― ハチの巣はなぜ六角形なの?
6.ダンスは終わらない! ― ミツバチがダンスをするわけは?
7.名探偵グゥ ― 犬はどれだけにおいをかぎ分けられる?
8.こっちが年上! ― 一番長生きする動物は?
9.オレのふるさとはマケドニア ― 食物連鎖ってなに?
10.ストレスは禁物! ― 髪の毛は何本ある?
11.知的って大変! ― 乗り物酔いをするのはどうして?
12.きゃあ!愛してる! ― 具合が悪いと、どうして熱が出るの?
13.ユーレイあらわる!? ― キリってどうやってできるの?
14.おフロはけっこう! ― 世界で一番寒いところはどこ?
15.エアコンが故障した! ― ストーブで部屋中があたたかくなるのはなぜ?
16.科学というものを教えてあげるわよ! ― コインを使ってマジックができるの?
17.まさつのない世界 ― まさつ力が消えたらどうなる?
18.宝を探せ! ― 海ってどれだけ広いの?
19.あの星じゃないらしい ― 北極星はどうして動かないの?
20.ワカメおばけだ! ― 海流ができるのはどうして?

著者プロフィール

シン・テフン(原作) ナ・スンフン(漫画)

人を笑わせることが得意な作家とまんが家コンビ。本作は2009年からウェブコミックで連載スタートした。累計29億PVの爆発的人気を獲得。アニメ&ドラマ化もされ、アニメは「Tooniverse」(子ども向けケーブルチャンネル)で視聴率1位を記録。現在、シーズン3を連載中。

1、2巻も好評発売中!

第1弾 『つかめ!理科ダマン 1 「科学のキホン」が身につく編』

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第2弾 『つかめ!理科ダマン 2 みんなが恐竜に夢中!編』

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