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伸びる生徒の保護者の共通点とは?【2024年 首都圏オススメ私立中学校ランキング③】

間もなく中学入試の志望校を決める時期。大学合格実績や偏差値、通学時間などを考えると迷ってしまう保護者も多いでしょう。そんな時に頼りにしたいのがエキスパートの意見。学習塾の塾長、教室長が勧める中高一貫校はどこか、『サンデー毎日』と大学通信は首都圏271の学習塾の塾長・教室長に緊急アンケートを実施。9つのポイントからオススメの私立中学校を回答してもらいました。(サンデー毎日2023年10月8日号より)

⑧保護者に人気がある

 トップは渋谷教育学園幕張、2位は早稲田実業、3位は中央大学付属、4位は市川、5位は栄東だった。上位進学校の他に、早慶やMARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)を中心に難関大付属校が多数、見られるのが特徴だ。

順位学校名所在地男・女・共ポイント
渋谷教育学園幕張千葉共学55
早稲田実業東京共学49
中央大付東京共学45
市川千葉共学42
栄東埼玉共学35
明治大付明治東京共学32
明治大付八王子(※)東京共学28
法政大第二神奈川共学28
慶応義塾湘南藤沢神奈川共学26
10慶応義塾中等部東京共学25
10中央大付横浜神奈川共学25
(※)2024年校名変更予定。大学通信「【特集】学習塾が勧める 中高一貫校ランキング」より

 安田教育研究所代表の安田理さんはこう見ている。「進学校では、保護者は将来の大学進学への不安から常に成績が気になります。付属校だと進路がほぼ決まっているのでストレスがなくゆったりと構えていられます。それで人気が高くなっているのではないでしょうか」

 中学入試では大学付属校人気が続いていたが、難度が高くなり落ち着いてきた。今後は進学校人気がアップしそうだという。

⑨生徒や保護者に勧めたい

 トップは駒込、2位は京華、3位は城北、4位は山脇学園、5位は聖光学院だった。

順位学校名所在地男・女・共ポイント
駒込東京共学44
京華東京男子35
城北東京男子31
山脇学園東京女子26
聖光学院神奈川男子18
開智未来埼玉共学17
トキワ松学園東京女子17
明治大付八王子(※)東京共学17
吉祥女子東京女子16
青稜東京共学16
(※)2024年校名変更予定

 以前は、上位難関校ばかりだったが、最近は面倒見の良い中堅校が増えている。中学受験をする家庭が増え、幅広く志望校を探すようになった。そのため、塾などの先生はいろいろな学校を調べている。その中から合格の可能性が高い学校を選び、教え子に進めているようだ。

「伸びる生徒」をもつ保護者の共通点は

 志望校選びで保護者が重視している項目(複数回答可)も聞いた。回答が多かったのは「大学合格(進学)実績(付属校含む)」で85.2%、次いで「通学の交通の便」65.3%、「偏差値」60.1%だ。以降は「校風」「教育方針」「塾の先生の意見」「立地環境」「男子校・女子校・共学校」の順となった。さらに保護者が最も重視している項目は何かという質問も、トップは「大学合格実績」で同じだった。

保護者は志望校を選ぶ際に何を重視しているか? また、そのうち最も重視している三つは何か?(複数回答可)

 進学校の場合はもちろんだが、大学付属校を狙う場合も、併設大学にどのように進学できるのか、条件をチェックしておきたい。希望者全員が進学できる学校もあれば、進学人数枠が決まっている学校などさまざまだ。さらに併設大にどのような学部・学科があるか、当然チェックしておかなければならない。いざ進学というときに、子どもが希望する学問が学べないようでは元も子もないからだ。

 「伸びる生徒の保護者の共通点」についても聞いた。トップは「塾(教師)を信頼し、聞く耳を持っている」の46.1%、次いで「子どもとのコミュニケーションがよくとれている」44.6%、「子どものことをよく見て、適性や能力を把握している」44.3%だ。

 その次に36.2%で「子どもを信頼している」「親と子の距離感が適切」「自分の子どもを客観視できる」の三つが並ぶ。いずれも子どもとの向き合い方を示すものだ。中学受験では、客観的な目で子どもを見て、冷静に志望校を選ぶことが重要なようだ。

伸びる生徒の保護者の共通点はどこか?(複数回答可)

 来年も中学入試の人気が継続し、厳しい競争が予想される。確実に合格を得るために、エキスパートの意見を参考にして、子どもに合った学校を見つけてほしい。【大学通信・大野香代子】