工業や私たちの生活によって、自然環境が汚染されたり人々の健康が損なわれたりすることがあります。これを公害といいます。日本では、特に経済がどんどん盛んになった1950年代後半~1970年代初めごろ、工場の排水・煙、自動車の排ガスなどで各地の川や海、大気が汚染され、人々の命や健康を奪う公害病が大問題になりました。
その代表例は、四大公害病(水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく)です。
その後、公害を防ぐため工場排水に基準を設けるなど、さまざまな法律が作られました。家庭などの排水をきれいにして川や海に流すために必要な下水道も整えられてきました。
(「2022年度版ニュース検定公式テキスト&問題集『時事力』入門編(5級対応)」より)
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次回は2月2日に配信予定です
「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年4回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、5級は主に小学生対象。5級対応の「公式テキスト&問題集『時事力』入門編」は、「エネルギー資源と電力」「コロナで変わる社会」「国の政治、地域の政治」など17のテーマについて、「基本のことば」「確認テスト」「練習問題」の3段階で学べ、中学入試で出題が増えた時事問題の基礎固めにぴったりです。
5級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶマークシート方式です。