アメリカとロシアの間で唯一残された核軍縮の枠組みである新戦略兵器削減条約(新START)は2月5日、失効日(効き目がなくなる日)を迎えました。(「Newsがわかる2026年4月号」より)
アメリカとロシア(1991年まではソビエト連邦)は1972年の第1次戦略兵器制限条約(SALT1)の署名以来、さまざまな条約を通じて核の管理や軍縮に関する枠組みを維持してきましたが、今回で完全に失われました。両国がすぐに核軍備を増やす動きは見られませんが、両国は世界の9割近くの核兵器を持っており、歯止めのない核軍拡競争になってしまう心配があります。
アメリカとロシアは核軍縮の新しい枠組みのための協議を進めていました。しかし、2022年2月にロシアがウクライナに侵攻したことからアメリカとの関係がきわめて悪くなり、核をめぐる協議も行き詰まっていました。
ロシアのプーチン大統領は昨年9月、条約の失効後もアメリカと歩調を合わせるという条件付きで核兵器の数量制限を1年間守る意向を示しました。ただ、アメリカ側のロシアに対する不信も根強く、期限までに両者は歩み寄れませんでした。
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アメリカ・ロシア核軍縮条約失効
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