安倍晋三元首相(当時67歳)が奈良市で2022年7月、参議院選挙の応援演説中に銃撃され死亡した事件の裁判員裁判で、奈良地方裁判所は1月21日、殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)に求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。(「Newsがわかる2026年3月号」より)
裁判長は「人の命を軽く見る態度が明らか。殺害を決めた過程で、被告の不幸な生い立ちが大きく影響したとみることはできない」などと述べました。弁護側は一部無罪を主張し、20年以下の懲役が相当と訴えていました。
判決によると、山上被告は2022年7月8日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で手製の銃を発砲し、演説中だった安倍元首相を失血死させました。被告の一家では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者である母親が教団に多額の献金をして家庭環境が不安定になっていました。被告は安倍元首相には教団への影響力があると考えており、教団幹部を襲撃する機会を得られない中、安倍元首相の襲撃を決意しました。
判決は、被告が事件の計画や準備に約1年半かけたことも挙げ、「計画性は極めて高い」と強調しました。
奈良県警奈良西署から移送される山上徹也被告=奈良市で2023年2月14日
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安倍元首相銃撃事件 無期判決
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