日本、アメリカ両政府は4月16日、アメリカが進めている貿易相手国に高い関税を課す政策について協議を開きました。(「Newsがわかる2025年6月号」より)
赤沢亮正経済再生担当大臣がホワイトハウスでトランプ大統領と会談し、その後、担当大臣と話し合いました。赤沢さんによると、トランプさんは「日本との協議が最優先だ」と述べ、多くの国との交渉を抱える中で、日本と早く合意することを目指す考えを示しました。
赤沢さんは協議後の記者会見で、両政府ができるだけ早く合意し、首脳による発表を目指すことなどで合意したと説明しました。
大臣間の協議で赤沢さんは「アメリカの関税政策は極めて遺憾(期待通りにならずに残念なこと)」などと訴え、見直しを求めました。アメリカから求められたことは「交渉中」として明らかにしませんでしたが、複数の政府関係者によると、トランプさんは日本にいるアメリカ軍の費用負担を日本が増やすことや、アメリカ製自動車の日本での販売を増やすことなどについて話したといいます。トランプさんは会談後、自らの交流サイト(SNS)に「大きな進展だ」と投稿しました。

ホワイトハウスで会談した赤沢経済再生担当大臣(左)とトランプ大統領=内閣官房提供
上記画像をクリックすると「Newsがわかる2025年6月号」にジャンプします。
有料会員の方は電子書籍でご覧いただけます。