病院などで受診する時に見せる健康保険証は、12月2日から新しい発行ができなくなりました。(「Newsがわかる2025年2月号」より)
今後は、マイナンバーカード(マイナカード)に保険証の機能がついたマイナ保険証の利用が基本になります。マイナ保険証を使う時は病院などの窓口にあるカードリーダーにマイナカードをかざし、顔認証か4桁の暗証番号で本人確認します。利用するためにはカードを取得し、マイナ保険証として登録する必要があります。
今ある保険証も最長1年は利用できます。券に有効期限が書かれていないものでも大丈夫です。ただし、転職や引っ越しなどで加入する医療保険が変わると使えなくなります。
マイナ保険証を持っていない人全員には、保険証の代わりとなる原則カード型の資格確認書が新しく交付され、これまで通り医療を受けられます。この確認書は、基本的に申請は不要で最長5年間使え、更新もできます。
厚生労働省によると、2024年10月末の時点で、マイナンバーカードを保有し、マイナ保険証として利用できるように登録しているのは約7747万人(全人口の約62%)です。

マイナ保険証利用のため、診療所の受付に置かれているマイナカードの読み取り機=福岡市で12月2日、共同
上記画像をクリックすると「Newsがわかる2025年2月号」にジャンプします。
有料会員の方は電子書籍でご覧いただけます。