アメリカの民主党は8月6日、11月の大統領選挙の正式な候補にカマラ・ハリス副大統領(59)、副大統領候補に中西部ミネソタ州のティム・ウォルズ知事(60)を指名したと発表しました。(「Newsがわかる2024年10月号」より)
2人は同日、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで初めて一緒に集会に臨み、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)との対決姿勢を明らかにしました。
ウォルズさんは白人男性で、下院議員時代は農村部が選挙区でした。ハリスさんは西部カリフォルニア州出身で黒人、アジア系、女性という自身の特徴を補う人物を副大統領候補にしました。ウォルズさんが知事を務めたミネソタ州に隣接する大統領選挙の激戦7州のうちの一つ、中西部ウィスコンシン州などでの支持拡大を目指します。ウィスコンシン州や、中西部のミシガン、東部ペンシルベニア両州はラストベルトに位置し、白人労働者層に支持を広げられるかが鍵になります。
2大政党の候補が予備選なしで決まるのは異例で、トランプさんは「非民主的に決まった候補だ」などと批判しました。
集会に登壇したアメリカのハリス副大統領(右)とウォルズ・ミネソタ州知事=アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアで8月6日、ロイター/共同
上記画像をクリックすると「Newsがわかる2024年10月号」にジャンプします。
有料会員の方は電子書籍でご覧いただけます。
アメリカ大統領選挙 民主党 ハリスさんを候補に正式指名
https://www.newsgawakaru.com/news/40086/