イラン革命防衛隊は7月31日、パレスチナ自治区ガザ地区を拠点とするイスラム組織ハマスのイスマイル・ハニヤ最高指導者が、イランの首都テヘランで暗殺されたと発表しました。ハマスも事実関係を認めました。(「Newsがわかる2024年10月号」より)
ハニヤさんはイランのペゼシュキアン大統領の就任宣誓式に出席するためテヘランを訪問していました。イランはハマスと戦闘を続けているイスラエルが関与したと指摘しています。
イスラエルは公式には関与を認めていませんが、イランは報復する構えを見せ、中東の緊張がさらに高まりました。
イラン革命防衛隊はこの暗殺について8月3日、短距離弾を撃ち込まれたとする調査結果を公表しました。イランのメディアが報じました。一方、アメリカのメディアは複数の関係者の話として、滞在先の建物に仕掛けられていた爆弾により殺害されたと報じました。
ハニヤさんは当時、テヘラン北部の宿泊施設に滞在していました。この間も、イスラエル軍とハマスの戦闘は続いており、ガザ側の死者は4万人を超えました。

パレスチナのイスラム組織ハマスのハニヤ最高指導者の告別式に参列した人々=イラン・テヘランで8月1日、ゲッティ/共同

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