全国で相次ぐ広域強盗事件で指示役だった「ルフィ」と名乗る人物の可能性がある日本人4人のうち、フィリピンから強制送還された容疑者2人を警視庁捜査2課は2月9日、特殊詐欺事件に関与したとする窃盗容疑で逮捕しました。(「Newsがわかる2023年4月号」より)
全国で相次ぐ広域強盗事件で指示役だった「ルフィ」と名乗る人物の可能性がある日本人4人のうち、フィリピンから強制送還された渡辺優樹(38)、小島智信(45)両容疑者を警視庁捜査2課は2月9日、特殊詐欺事件に関与したとする窃盗容疑で逮捕しました。
2月7日に送還された今村磨人(38)、藤田聖也(38)両容疑者を含め4人全員が逮捕されました。渡辺、小島両容疑者の逮捕容疑は2019年11月、東京都内の男性(当時76歳)にうその電話をかけ、キャッシュカード2枚を盗んだとしています。
同課によると、4人は2019年にフィリピンを拠点とした日本人の特殊詐欺グループが摘発された事件で中心的な役割を果たしたとされ、渡辺容疑者はリーダー、小島容疑者はだまし取った金の回収、管理役でグループの筆頭幹部だったとみられます。
2人は2021年4月にフィリピン当局に身柄を拘束され、入国管理施設に収容されていました。警視庁は今後、一連の強盗事件への関与についても捜査を進めます。
フィリピンから強制送還され、日本に到着した渡辺優樹容疑者(右端)と小島智信容疑者(左から3人目)=羽田空港で2月9日(画像の一部を加工しています)
渡辺優樹容疑者ら4人が収容されていたビクタン入国管理施設=フィリピン・マニラ近郊で1月28日
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