縄文人はスーパースター!?【月刊Newsがわかる11月号】

世界に広がる「数独」【ニュース知りたいんジャー】

みなさん、数独《すうどく》って聞《き》いたことがありますか? 海外《かいがい》でも「SUDOKU」という日本語《にほんご》の名前《なまえ》で知《し》られる人気《にんき》の高《たか》いパズルです。世界《せかい》に広《ひろ》まった日本《にっぽん》のパズル文化《ぶんか》を、知《し》りたいんジャーと調《しら》べてみましょう。

 どんなパズルなの?

 タテ9マス、ヨコ9マス、計《けい》81個《こ》の正方形《せいほうけい》のマスの中《なか》に、1から9までの一《いち》の位《くらい》(1《ひと》ケタ)の数字《すうじ》をうめていくパズルです。
 数字《すうじ》のうめ方《かた》には、ルールがあります。タテの列《れつ》、ヨコの列《れつ》、ともに1から9までの数《かず》を一《ひと》つだけ使《つか》ってうめること。同《おな》じ数《かず》を2回《かい》使《つか》ってはいけません。また、大《おお》きなマスの内側《うちがわ》にある太線《ふとせん》で囲《かこ》まれた9個《こ》の小《ちい》さいマス(タテ3マス、ヨコ3マス)からなるブロックも、1から9までの数《かず》を一《ひと》つだけ使《つか》ってうめます。ブロックの中《なか》も、同《おな》じ数《かず》を2回《かい》使《つか》ってはいけないのです。
 あらかじめ、問題《もんだい》のマスの中《なか》には全部《ぜんぶ》でだいたい20個《こ》から30個《こ》くらいの数字《すうじ》がヒントとして記《しる》されています。そのヒントを手《て》がかりに、それぞれのマスにあてはまる数字《すうじ》を探《さが》していき、すべてのマスの中《なか》に数字《すうじ》をうめることができれば、パズルの完成《かんせい》です。

 どうやって解《と》くの?

 問題《もんだい》の中《なか》にあるヒントの数字《すうじ》を見《み》て、ほかに数字《すうじ》をうめられるマスがないか探《さが》します。
 ヒントの数字《すうじ》のあるところでは、タテの列《れつ》も、ヨコの列《れつ》も、同《おな》じブロックの中《なか》も、同《おな》じ数字《すうじ》を使《つか》ってうめられません。うめられないマスを確《たし》かめていくと、必《かなら》ず一《ひと》つの数字《すうじ》しか置《お》けないマスが少《すく》なくとも一《ひと》つは見《み》つかるようになっています。
 うまるマスが一《ひと》つ増《ふ》えると、そのマスのあるところと同《おな》じタテ、ヨコの列《れつ》とブロックでは、やはり同《おな》じ数字《すうじ》を使《つか》うことはもうできません。そうやって別《べつ》のマスにも数字《すうじ》を置《お》いていき、タテの列《れつ》、ヨコの列《れつ》、ブロックの9マスのうち、八《やっ》つのマスまで数字《すうじ》が決《き》まると、空《あ》いているマスには9個《こ》のうち残《のこ》された一《ひと》つの数字《すうじ》しか入《はい》りません。
 そういう手順《てじゅん》をくり返《かえ》すことで、すべてのマスに数字《すうじ》をうめられます。

 名前《なまえ》はどうやってついたの?

 このパズルを初《はじ》めて日本《にっぽん》に紹介《しょうかい》した会社《かいしゃ》「ニコリ」の元《もと》社長《しゃちょう》、鍜治真起《かじまき》さん(2021年《ねん》に69歳《さい》で亡《な》くなりました)が「数字《すうじ》は独身《どくしん》に限《かぎ》る」というタイトルをつけたのが由来《ゆらい》です。
 独身《どくしん》というのは、ふつうは結婚《けっこん》していない人《ひと》という意味《いみ》で使《つか》われます。アメリカで英語《えいご》の「ナンバープレース」と呼《よ》ばれていたパズルを見《み》つけ、日本《にっぽん》に紹介《しょうかい》する時《とき》に、日本語《にほんご》の名前《なまえ》を考《かんが》えました。1~9の1《ひと》ケタの数字《すうじ》をうめていくので、「1《ひと》ケタの数字《すうじ》かあ。一人《ひとり》? 独身《どくしん》……?」と連想《れんそう》し、「数字《すうじ》は独身《どくしん》に限《かぎ》る」とつけたのです。ちなみに、ナンバーは数《かず》、プレースは置《お》くという意味《いみ》です。
 その後《ご》、パズルの名前《なまえ》にしては長《なが》いと感《かん》じられたため、ちぢめられて「数独《すうどく》」という呼《よ》び方《かた》になって定着《ていちゃく》していきました。ニコリがかかわっていない問題《もんだい》は数独《すうどく》とは呼《よ》べず、英語《えいご》のままナンバープレースといわれています。

数独の名付け親で「ニコリ」元社長の鍜治真起さん

 外国《がいこく》でも人気《にんき》なの?

 数独《すうどく》は言葉《ことば》も計算《けいさん》も使《つか》わないパズルなので、ルールが分《わ》かれば国《くに》に関係《かんけい》なくだれでも楽《たの》しむことができます。
 香港《ホンコン》で裁判官《さいばんかん》をしていたニュージーランド人《じん》男性《だんせい》が日本《にっぽん》で数独《すうどく》の本《ほん》を買《か》ってとりこになり、2004年《ねん》にイギリスの有力《ゆうりょく》新聞《しんぶん》「タイムズ」に「Su Doku」として問題《もんだい》を投稿《とうこう》し掲載《けいさい》されました。それをきっかけに2005年《ねん》にイギリスで大《だい》ブームが起《お》き、アメリカ、カナダ、さらにヨーロッパ、アジア、アフリカ各国《かっこく》にも広ひろまっていきました。
 今《いま》では解答《かいとう》のスピードと正確《せいかく》さを競《きそ》う世界《せかい》数独《すうどく》選手権《せんしゅけん》が毎《まい》年《とし》開《ひら》かれ、毎回《まいかい》20~30か国《こく》から最大《さいだい》で300人《にん》近《ちか》く参加《さんか》します。2025年《ねん》にはアメリカ東部《とうぶ》ボストンで「SudokuCon」(数独《すうどく》の交流《こうりゅう》イベント)が開《ひら》かれ、世界《せかい》から約《やく》100人《にん》のファンが集《あつ》まり、パズルの解《と》き方《かた》や魅力《みりょく》について意見《いけん》を交《か》わしました。

 どこで遊《あそ》べるの?

 数独《すうどく》は人気《にんき》が高《たか》く、いろいろな新聞《しんぶん》や雑誌《ざっし》で掲載《けいさい》されています。たくさんの本《ほん》も出版《しゅっぱん》されていて、ニコリがこれまでに出《だ》した数独《すうどく》の本《ほん》は、なんと220冊《さつ》以上《いじょう》もあります。
 もともと紙《かみ》のパズルに鉛筆《えんぴつ》で書《か》き込《こ》んで楽《たの》しむものでしたが、近《きん》年《ねん》はスマートフォンにも「数独《すうどく》」「sudoku」「ナンプレ」(ナンバープレースの略《りゃく》)などのタイトルでたくさんのアプリが生《う》まれ、手軽《てがる》にいつでも楽《たの》しむことができるようになりました。
 ニコリの担当者《たんとうしゃ》が数独《すうどく》の解《と》き方《かた》を紹介《しょうかい》する講座《こうざ》やイベントが開《ひら》かれ、直接《ちょくせつ》疑問《ぎもん》に答《こた》えてくれることもあります。
 毎日小学生新聞《まいにちしょうがくせいしんぶん》でも、毎週《まいしゅう》月曜《げつよう》(一部地域《いちぶちいき》は翌日《よくじつ》)の4ページに掲載《けいさい》しているニコリのパズルのうち、第《だい》2月曜《げつよう》(同《どう》)は数独《すうどく》です。解《と》けたら達成感《たっせいかん》を得《え》られ、推理力《すいりりょく》、記憶力《きおくりょく》、集中力《しゅうちゅうりょく》をきたえる頭《あたま》の体操《たいそう》にもなるので、ぜひ楽《たの》しんでみてください。

(2026年ねん4月がつ8日ようか毎日小学生新聞まいにちしょうがくせいしんぶんより)

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