【ニュースがわかる2024年10月号】巻頭特集は「発明が世界を変える」

昆虫 すごいヤツら

きゅうじょうもっとしゅるいおおものこんちゅうです。まえがついているだけでやく100まんしゅといわれ、かんきょうわせてなかやしてきたすごいヤツらです。チョウやハチなどおなじみのしゅるいだけでなく、ちょっとわったこんちゅうおもしろさ、さにもれてみませんか。(「Newsがわかる2024年9月号」より)

ようせい紹介しょうかい科博かはく特別展とくべつてん

 とうきょううえこくりつがくはくぶつかんはく)で10がつ14じゅうよっまでひらかれているとくべつてんこんちゅう MANIACマニアック」は、ようせいんだこんちゅうについておくぶかかいせつちょうてんしたしんでもらおうというてんらんかいです。

 えいMANIACマニアックとは、 ものごとねっちゅうじょうっていること。みんながっていることの、ほんのすこさきひろがるようせいかいしょうかいしています。

多様性   いろいろな種類や変化があること。生物の多様性とは、個性豊かで多種多様な生物が自然環境の中で互いに支え合いながら生きていること。
昆虫と虫の違い  昆虫の体は頭、胸、腹に分かれ、硬い殻で覆われている。頭には物に触れたりにおいを感じたりする触角と目がある。脚は基本的に6本あり、羽を持つ種類は飛べる。昆虫だけでなく小さくてうごめく生き物を虫と呼ぶことがあるが、クモやムカデなどは体の特徴が違い、昆虫とは別の種類に分けられている。
いつつのおおきなグループ

 こんちゅうかくにんされていないものをふくめるとやく500まんしゅともいわれ、まいとしすうせんしんしゅはっけんされています。

 おおきくけるとカブトムシのなか(ホタル、テントウムシなど)、チョウのなか(モンシロチョウ、アゲハなど)、ハチのなか(ミツバチ、アリなど)、ハエのなか(キンバエ、カなど)、カメムシのなか(セミ、アメンボなど)のいつつのグループがあり、こんちゅうぜんたいやくわりめます。からだこうぞうかたちせいたいせいぶつぜんなかせいかつしているありさま)のほか、さらにこまかいとくちょうぶんるいされています。

カブトムシの仲間、オオセンチコガネの飼育展示=国立科学博物館の特別展「昆虫 MANIAC」で7月12日

おどろき なるほどいつつのとびら

 とくべつてんかいじょうには、それぞれせんもんこんちゅうぶんしょうかいするいつつのコーナー(とびら)があります。マニアックなひょうほんどうさいしんけんきゅうなどをあつめたおどろきのかいひろがります。

ほか昆虫こんちゅうをコントロール? コマユバチ

「ハチのとびら」ではほかこんちゅうたいないたまごけ、そのむしえいようようちゅうこんちゅうからだおおきくするせいちょう姿すがた)がそだせいバチのいっしゅ、コマユバチをしょうかいしています。

 せいされたシャクトリムシ(ガのようちゅう)は、コマユバチのようちゅうからだそとつくまゆほかむしちかづくとはらってまもるようなこうどうつづけ、やがてんでいきます。まるでコマユバチがシャクトリムシに「もり」をさせるコントロールをしているようなせいたいです。

コマユバチの一種の幼虫の繭(中央の白いかたまり)を守るような行動をするシャクトリムシ(国立科学博物館提供)

おすでありめすである ギナンドロモルフ

 カブトムシのなかかいじゅうで35まんしゅじょうられています。「カブトムシのとびら」では、おすめすとくちょうをあわせつギナンドロモルフとばれるカブトムシのひょうほんてんされています。

 つうおすにはあたまむねにツノがあり、メスにはツノがありませんが、ギナンドロモルフはむねにだけツノがあります。けんきゅうしゃでも、がいきる姿すがたをこれまでいちたことがないというちょうひょうほんです。

左からカブトムシの雄、ギナンドロモルフ、雌の標本=「昆虫 MANIAC」で7月12日

ギナンドロモルフは上から見ると雌と見分けがつきにくいが、横から見ると、胸の部分から上に先端で二つに分かれたツノが出ている(国立科学博物館提供)

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