縄文人はスーパースター!?【月刊Newsがわかる11月号】

くり返される地震 高齢化のまち直撃|石川・能登で大地震

今回こんかいの地震じしんでは、建物たてものが倒壊とうかいするなどの大おおきな被害ひがいが出でました。理由りゆうの一ひとつは、街自体まちじたいの「高齢化こうれいか」です。被災地ひさいちの珠洲市すずしでは、この高齢化こうれいかが特とくに顕著けんちょになっていたと言いえます。(「Newsがわかる2024年3月号」より)

 エネルギー 特とくに大おおきく

 能の登と半はん島とうでは2020年ねん12月がつごろから群ぐん発ぱつ地じ震しんが続つづき、2022年ねん6月がつに最さい大だい震しん度ど6弱じゃく、昨さく年ねん5月がつに震しん度ど6強きょうの地じ震しんがありました。しかし、今こん回かいの地じ震しんはけたちがいのエネルギーで、余よ震しん(大おおきな地震じしんの後あとの小ちいさい地震じしん)も石いし川かわ県けん輪わ島じま市し沖おきから佐さ渡どが島しま(新にい潟がた県けん)西にしの沖おき合あいまで約やく130キロで発はっ生せいしました。

 能の登と半はん島とうのそばには地じ震しんを起おこすとされる活かつ断だん層そうがいくつもあります。今こん回かいは100キロ以い上じょうのはんいで海かい底ていの活かつ断だん層そうがつぎつぎとこわれ、大おお地じ震しんになったとみられています。

2023年5月に発生した地震で「危険」と判定され、今回の地震で倒壊したとみられる家(右)=石川県珠洲市で1月3日

群発地震   ある地域で一定期間にくり返し、集中的に地震が起こること。
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活断層   地面をほり下げていくと最終的にかたい岩の層にぶつかる。その岩の中にあるわれめに大きな力が加わり、こわれてずれた状態を断層という(ずれた時の衝撃が地震になる)。そのうち、くり返し動いたあとがあり、この先も動くと考えられる断層が活断層と呼ばれる。
 耐震基準たいしんきじゅん 半数はんすうが満みたさず

 今こん回かいの地じ震しんで家か屋おくにひどい被ひ害がいが出でた理り由ゆうの一ひとつに、このあたりの耐たい震しん化か率りつが低ひくかったことがあります。

 耐たい震しんとは柱はしらやかべの強つよさで建たて物ものが地じ震しんのゆれに耐たえることですが、被ひ災さい地ちの珠す洲ず市しでは市し内ないの住じゅう宅たく約やく6000軒けんのうち、2018年ねん度ど末まつまでに国くにの耐たい震しん基き準じゅんを満みたしていたのは51%パーセントに過すぎませんでした。全ぜん国こくの耐たい震しん化か率りつ87%パーセントに比くらべてかなり低ひくいといえます。

 珠す洲ず市しは2020年ねんの65歳さい以い上じょうの割わり合あい(高こう齢れい化か率りつ)が石いし川かわ県けん内ないで最もっとも高たかい51.7%パーセントでした。古ふるい木もく造ぞう住じゅう宅たくを耐たい震しん化かするにはお金かねも手て間まもかかるため、人じん口こう減げん少しょうが進すすむまちで、大おおきなゆれに備そなえる工こう事じにふみ切きれないお年とし寄よりも少すくなくなかったようです。また、空あき家やも多おおくありました。

ビニールハウスを避難所にして過ごす住民たち=石川県輪島市で1月2日

 避難生活ひなんせいかつ ものが足たりない

 三さん方ぽうを海うみにかこまれた能の登と半はん島とうは陸りく路ろでは南みなみ側がわから入はいるしかなく、地じ震しんで道どう路ろがこわれたり、電でん話わやインターネットが通つうじなかったりして、孤こ立りつした集しゅう落らくがありました。

 断だん水すいや停てい電でんも広ひろいはんいであり、水みずや食しょく料りょう、仮か設せつトイレなどが不ふ足そくしました。また、燃ねん料りょう不ぶ足そくで暖だん房ぼうが使つかえない避ひ難なん所じょもありました。

避難所となっている集会所の外でいっしょに朝食を取る住民たち=石川県能登町で1月4日

 親元おやもとはなれ がんばる

 地じ震しんで大おおきな被ひ害がいを受うけた石いし川かわ県けん輪わ島じま市しの中ちゅう学がく生せいたちが1月がつ17日にち、約やく100キロはなれた白はく山さん市しに集しゅう団だん避ひ難なんしました。

 学がっ校こう再さい開かいのめどが立たたない中なかで授じゅ業ぎょうを受うけ続つづけるためで、保ほ護ご者しゃの同どう意いを得えた生せい徒と258人にんが家か族ぞくとはなれて約やく2カ月げつ、いっしょに生せい活かつします。珠す洲ず市しと能の登と町ちょうの中ちゅう学がく生せい144人にんも1月がつ21日にちから金かな沢ざわ市しに集しゅう団だん避ひ難なんしました。

集団避難に向かうバスの中から保護者に手をふる中学生たち=石川県輪島市で1月17日

 災害関連死さいがいかんれんしを防ふせぐために

 災さい害がいの避ひ難なん生せい活かつで体たい調ちょうをくずして亡なくなることを災さい害がい関かん連れん死しといいます。冬ふゆの避ひ難なん所じょは床ゆかからの冷れい気きでゆっくり眠ねむれず、寒さむさで体からだの奥おくの体たい温おんが35度ど未み満まんになると低てい体たい温おん症しょうで命いのちの危き険けんにおちいります。

 簡かん易いベッドや長ながいす、マットレスなどでなるべく床ゆかからはなれた状じょう態たいで休やすむとともに、かわいた衣い類るいを重かさね着ぎしたり、温あたたかい飲のみ物ものを飲のんだりして予よ防ぼうします。

 命の限界「72時間」   災害救助では、発生から丸3日(72時間)を過ぎると、倒壊した建物に取り残された人が助かる可能性が大きく下がります。水を飲まずに生き続けることができなくなったり、寒さで低体温症になったりして力つきてしまうからです。この「72時間の壁」の前に助け出すことが大切です。
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