約3000万平方キロの大地に、54もの国々で構成されるアフリカ。人口が急増しているだけでなく、平均年齢も世界全体と比較して若いのが特徴で、世界から今、注目を集めています。(「Newsがわかる2023年9月号」より)
独自の自然がたくさん!
みんなが好きなチョコレートの原料となるカカオの実をもっとも栽培しているのはアフリカで、世界の生産量の77%をつくっています。アフリカ西部のコートジボワールでの生産量が長年、突出して多いです。
北部中央には世界一広いサハラ砂漠、その東に世界一長いナイル川があることで有名なアフリカは、世界自然遺産も個性的。太陽の光に当たると燃えるような赤い色を放つナミビアのナミブ砂漠や、ボツワナに広がる世界最大の内陸の三角州オカバンゴ・デルタには、広大な湿地に多種多様な野生動物が生息しています。
カカオの実。幹に直接、実をつける幹生果という果物だ。最初は青く、熟すと黄色やだいだい色になる。一番の生産国はコートジボワールで、ガーナやカメルーン、ナイジェリアでも栽培する