【ニュースがわかる2024年11月号】巻頭特集は世界が注目! アメリカ大統領選

植物の恋人 牧野富太郎

4月からNHKの連続テレビ小説「らんまん」が始まりました。その主人公のモデルとなっているのが、日本の植物学史に大きな功績を残した牧野富太郎です。自身を“植物の恋人”だといい、「草木の精かも」と疑うほど、心から植物を愛し研究し続けました。“植物が好き”という思いを貫き通した94年の人生とは?(「Newsがわかる2023年6月号」より)

◆植物大好き! “草木の精” 誕生

 時は幕末、1862年に土佐(現・高知県)の山あいの佐川村(現・佐川町)に生まれた牧野富太郎。生家は酒造りも営む裕福な商家で、何不自由なく暮らしていました。

 3歳で父親、5歳で母親、6歳で祖父を亡くし、祖母の手で大切に育てられました。10歳から寺子屋や私塾で習字や算術、漢学を学び、郷校(※)「名教館」では地理や物理、天文など先進的な学問を身につけました。

こちらの閲覧にはプレミアム会員へのご登録が必要となります。


プレミアム会員登録がお済みの方は、いったんログアウトをしていただき、Fujisan.co.jpにてお申込み頂いたアカウントにて再度ログインをお願いします。