科学コミュニケーターの本田隆行さんと相棒のボットンが、日常のあちこちに潜む科学を探っていきます。今回は正体は星じゃない!? 「流れ星」をナゾ解き!(「Newsがわかる2024年2月号」より)

流れ星の正体って、実は「星クズ」なんだ
え? 星クズ??
そう。地球みたいに太陽の周りを回ってる星たちを、全部ひっくるめて「太陽系」っていうでしょ
知ってる! 土星とか、金星とか、火星とかでしょ!

※国立科学博物館のウェブページを基に作成
そうそう。八つの惑星が有名だけど、実は太陽系には他にも仲間がいるんだ
え、そうなの!? どんな仲間がいるの?

夜明け前に新聞配達をしていた女性がクマに襲われた現場=秋田市内で2024年9月30日
例えば、隕石の親玉みたいな「小惑星」や、長い尾が特徴の「彗星」(ほうき星)などなど。惑星みたいに大きくはないけど、ちゃんと太陽の周りを回る小さな天体がたくさんいるよ
ということは、もっと長く光る、動く星があるってこと?
いろんな小天体の中でも、数ミリから数センチくらいのとても小さなチリみたいな小天体が地球に勢いよく落ちてくると、地球の空気とぶつかって光る。これが流れ星なんだよ
正体はそんなにも小さかったんだ!……なんてロマンあふれる「星クズ」だこと!

日没後、雲の間で確認できたネオワイズ彗星=長崎市で2020年7月
あ、そうだ。夜空の星が動いているからって、全部流れ星ってわけじゃないよ
えー、どういうこと?
さっき“シュッ!”って感じに見えたって話してたよね。流れ星が光るのって、ほとんどが1秒もないくらいの一瞬。すごく明るくて大きな流れ星「火球」でも、数秒くらいなんだ
ということは、もっと長く光る、動く星があるってこと?
うん。夜空を眺めていると、時にゆ〜っくりと動いてる星のような光があるんだよ
まさか……それって……UFO!?
いやいやいや、実は地球の周りを回る人工衛星や宇宙ステーションなんだ。太陽の光が当たって、まるで星のように光って見えることがあるんだよ

星空を飛び交う40を超える人工衛星の光跡=群馬県沼田市で2022年4月6日
へー! それはそれで見つけたら、なんだかうれしくなっちゃうね
流れ星が見えるかどうかは運しだいだけど、国際宇宙ステーション(ISS)は、見える時間を「ISS可視情報サービス」(https://lookup.kibo.space/)で調べられるから、今度一緒に見つけてみない!?
見る見る! ゆっくりなら願い事もたくさんできるね! 何を願おうかな〜……
いや……それはさすがに流れ星じゃないとダメなんじゃない?
イラスト:こばやし あさみ
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