姿勢や体の動きの専門家である「理学療法士(りがくりょうほうし)」である理学ボディの菊田雄介先生と一緒に、その驚きのパワーを解き明かしていきましょう!※第一回、第二回、第三回もご覧ください。
サッカー選手が力強いシュートを打つとき。フィギュアスケートの選手がコマのように美しく回るとき。野球のピッチャーがすごい速さのボールを投げるとき。彼ら、一流アスリートがみんな大切にしているものがあります。それが「体の軸」です。
「体の軸」とは、頭のてっぺんから足までを貫く、一本のまっすぐな線のこと。この軸がしっかりしていることを、「体幹が強い」とも言います。
体幹は、まるで大木の「幹」のようなもの。幹がどっしりと安定しているからこそ、枝や葉は自由に、そして力強く伸びていくことができますよね。人間の体も同じです。体の中心である体幹がブレないと、手や足が持っているパワーを120%引き出すことができるのです。
もし軸がグラグラだったら、いくら腕や足の筋肉を鍛えても、その力はうまくボールや地面に伝わりません。それどころか、体の変なところに負担がかかって、ケガをしやすくなってしまいます。
さあ、きみの「体の軸」がどれくらいしっかりしているか、簡単なテストをしてみましょう。 まず、目を開けたまま片足で立ってみてください。何秒くらい、ふらつかずに立っていられますか?今度は、目を閉じてやってみましょう。急に難しくなったはずです。
このテストで長く立っていられるほど、きみの体の軸は安定しています。日常生活で良い姿勢を心がけることは、この「体の軸」を鍛える最高に良いトレーニングなのです。
この大切な「体の軸」、実はきみの身長を伸ばすことにも、ふかーく関係しています。最終回は、骨が育つ「ゴールデンタイム」の秘密に迫りますよ。