世界を変えるリーダーシップ【月刊Newsがわかる2月号】

選挙権と被選挙権の年齢、違うのはなぜ?【疑問氷解】

Q:選挙権と被選挙権の年齢、違うのはなぜ?(滋賀県、中3)

選ばれる側の方が知識や経験が必要

 A 国会議員や都道府県・市町村など地方自治体の長や議員を選ぶことのできる権利を、「選挙権」といいます。長く20歳以上とされてきましたが、2015年に法律が改められ、18歳以上になりました。生まれる子どもの数が減り、高齢者が増える「少子高齢化」が進む中、若い人たちの意見を取り入れようと考えられたためです。

 一方、選挙で選ばれる側である議員や長になれる(立候補できる)資格を、被選挙権といいます。国会議員のうち衆議院議員は25歳以上、参議院議員は30歳以上となっています。

 また都道府県知事は30歳以上で、その他の地方自治体の長や議員は25歳以上です。選挙を扱う国の役所、総務省によると、選挙権と被選挙権の年齢が違うのは、「誰を代表にするかを選ぶより、代表になって実際に仕事を行う方が、より知識や経験を必要とするため年齢が高くなっている」そうです。

 それでは参議院議員や都道府県知事が30歳以上であるのに対し、衆議院など他の議員や地方自治体の長が25歳以上なのはなぜでしょうか。

 総務省によると、参議院は「良識の府」とも呼ばれ「思慮分別(物事をよく考え、判断すること)を衆議院よりもさらに求められるため」だそうです。また都道府県知事は「扱う地域や事柄がたいへん広く、知識や経験を他の自治体の長や議員より求められるため」ということです。

 ちなみに日本の選挙権と被選挙権は現在、男女ともに認められていますが、第二次世界大戦(1939~45年)以前の日本では、女性は選挙権、被選挙権ともに認められていませんでした。戦前は女性は男性より低く見られ、法律もそのような考えの上に成り立っていました。女性が初めて投票や立候補ができるようになったのは、1946年4月に行われた衆議院議員選挙です。【毎日小学生新聞編集部】(毎日小学生新聞2022年5月15日掲載)

参院選の投票箱を設置する職員=京都市上京区の市立新町小学校で2025年7月19日、資野亮太撮影

★「疑問氷解」は毎日小学生新聞で毎週月曜日連載中!

            

有料ゆうりょう会員かいいんになるといろいろおとく

 ニュースがわかるオンラインの有料会員ゆうりょうかいいん(プレミアムプラン・DXプラン)になると、最新号さいしんごうはもちろん、2019ねん月号以降がつごういこうのバックナンバーが放題ほうだい
 プログラミング、温暖化おんだんか、プラごみ、SDGsなど役立やくだ内容ないよう充実じゅうじつ学校がっこうでの学習がくしゅうや、自由研究じゆうけんきゅうのアイデア、中学受験ちゅうがくじゅけん時事問題じじもんだいにもつよくなります。
 かくプランの特徴とくちょう、おもうみは以下いかから!