「戦後80年企画」80年前の子どもたち【ニュースがわかる8月号】

ニュースっておもしろい! 学び深発見「考え続けることが大切」

巻頭特集では、国民学校や疎開体験など80年前の子どもたちの生活について学びましたね。ここでは戦争のない未来のためにできることをトーウ先生と一緒に考えてみましょう。

疎開っていきなり知らないところに行って、家族とも別れて、ごはんもいっぱい食べられなくなるなんて想像するだけでつらすぎる!!

君はいつもごはんのことが一番心配なんじゃない? 平和って当たり前だと思っていたけど、実はとても貴重なことだってわかったよ

太平洋戦争の前にも、日本はたくさんの戦争をしていたんだね。だけど、なぜ戦争はなかなか終わらないの? 今のウクライナもガザもそうだよね

本当にそうだね。みんながそんな疑問を持つのも、過去に起こったこと、今起きていることをちゃんと知っているからこそだと思う。一度始まってしまった戦争を終わらせるのは、簡単なことではないようだね。だから、何よりも始めないようにすることが大切なんじゃないかな。

私もそう思う! 戦争はエネルギーのムダづかいだし、誰のことも幸せにしないと思う。それより、みんなで地球温暖化対策を考えたほうがいいよね

うん。だけど、自分が80年前の子どもだったら、「日本はきっと勝つ!!」って信じて、おなかがすいても我慢していたんだろうなって思う

僕は戦争って怖いから避けていたけど、おじいちゃんやおばあちゃんに昔の話を聞いてみようかな。ひいおじいちゃんたちの体験がわかるかもしれないね

この夏は終戦から80年ということで、新聞やテレビで特集を見聞きする機会も増えると思う。何があったのか、事実をきちんと知ることが大事だし、家族と話してみるのもいいよね。正解は見つからなくても、「どうすれば戦争を早くやめられるんだろう」「戦争を始めないためには何が必要なんだろう」と自分で考え続けることが、平和な未来を作っていくと先生は信じているよ。

協力/日能研 イラスト/しばさき としえ