日常生活や経済活動を維持していくために、エネルギー資源は不可欠です。しかし、日本は国内に資源に乏しいため、エネルギー自給率(石炭や太陽光など、自然界に存在する1次エネルギーを国内でどれだけ賄えるかを示す割合)はわずか15.2%(2023年度、速報値)で、必要な資源の大半を外国からの輸入に頼っている状況です。
このため、ロシアによるウクライナ侵攻や中東・パレスチナ問題など、資源を多く生産する国・地域の情勢が悪化すると、安定的に資源を輸入できなくなる恐れがあります。
これを避けるために、再エネなど非化石燃料を使った発電を増やして自給率を高めていくことが求められますが、すぐには増やせないという事情もあります。特に再エネのうち太陽光や風力は天候によって発電量が左右されるため、電力を安定して家庭や企業に届けるには一定程度、火力発電で補う必要があるのが実情です。
「2025年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
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