新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
石破茂内閣は、「全世代型社会保障」(*)を進める方針だ。年齢に関わらず、経済力に応じて負担する「応能負担」に基づく考え方を採用しており、政府は2023年末にまとめた社会保障の改革工程に、「給付は高齢者中心、負担は現役世代中心となっている社会保障の構造を見直す必要がある」と明記した。
医療・介護保険料の算定に株式配当などの金融所得を反映させる仕組みの導入や、医療費が現役世代並みの3割負担になる高齢者の範囲拡大などを盛り込んだ。また、年金制度改革でも、厚生年金保険料の算定基準となる標準報酬月額の上限を現行の65万円から75万円に引き上げる案や、高額な給与収入を得る65歳以上の厚生年金の給付額を減らす「在職老齢年金制度」の基準額を62万円に引き上げる案が示された。
*全世代型社会保障……政府が目指す社会保障のあり方で、「年齢に関わらずすべての国民が、その能力に応じて負担し、支え合うことによって、それぞれの人生のステージに応じて必要な保障がバランスよく 提供されること」と政府は説明している。
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ニュース検定とは?
「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。
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検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。
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