【ニュースがわかる2024年8月号】巻頭特集はテーマから探す! ミラクル自由研究

これからの季節は「ガスこんろ」の火災に要注意

 東京消防庁の「2020年中の火災発生状況(速報値)」によると、住宅火災の発生件数は1,550件、このうち「ガスこんろ」を原因とする火災が384件で、2019年に比べて63件増加しました。

 これは、新型コロナウイルスの影響により、外出自粛が広がり、自宅で調理する機会が増えたことが主な要因と東京消防庁は推測しています。全国計でも増加傾向にあります。  これから寒さが厳しくなってきます。昨年12月の「ガスこんろ」での火災発生件数は44件と、5月に次いで多くなっています。「ガスこんろ」などの調理器具を使用する際は、火災を起こさないように十分気を付けましょう。

2020年中の住宅から出火した「ガスコンロ」火災の推移(東京消防庁)

 日本損害保険協会では、家庭や職場・地域における防火意識を高めるため、毎年、消防庁で「全国統一防火標語」の募集を行い、啓発活動に取り組んでいます。応募いただいた防火標語の中から選ばれた入選作品(2021年度は‘おうち時間 家族で点検 火の始末 ’)は、当協会が作成する防火ポスターで使用し、全国の消防署ほか公共機関等に掲示されています。皆さまも防火標語に応募してみませんか。(取材協力:日本損害保険協会)