本誌巻頭特集では、人気のお城ランキングやお城を体感できる最先端技術などを学びましたね。ここではお城が愛される理由について、テディ先生と一緒に考えてみましょう。


Cさん:お城女子と千田先生との対談、面白かった! 今まではお城にまったく興味なかったけど、見に行ってみたいと思うようになったよ
Aさん:お城ってカッコイイじゃん! 天守閣はもちろん、本丸までの道のりにもいろんな工夫があって、ここで戦をしたんだなってわくわくするよ


Bさん:そうそう、ここから弓を射るのかなとか、これは石を落とすための穴なのかなとか考えながら歩くと、なかなかお城の本丸にたどり着かないよね
テディ先生:先生もお城が大好きだから、君たちの気持ちがわかるよ! この中でどんな人たちがどういう生活を送っていたのか、どうやって城を守ったのか、逆にこの城に攻め込むにはどこを狙うのかを考えながら歩くと、よりリアルに感じられるよね。お城は本来の役目を終えた今もその土地で大切にされているけれど、どうしてだと思う?


Bさん:やっぱり城がある街って自慢できるよね。観光地としてお客さんもやって来るから、街の収入にもつながるよね!
Aさん:あはは。現実的な意見だね。やっぱりお城がその土地のシンボルだからじゃないかな。お城が見えることが地元のアイデンティティーになるよね


Cさん:それはわかるかも! 私もお城ではないけれど、いつも見慣れている山並みが見えてきたら家に帰ってきたって思えてホッとするもの
テディ先生からのひとこと:そうだね、先生は東京スカイツリーの近くに住んでいたから、遠くからでもスカイツリーが見えると安心できるんだ。浅草の雷門みたいに、その街にしかないものもランドマークとして愛されるよね。大きくて遠くからも見える城は、その城が持つ歴史のロマンも相まって、心のよりどころになるんじゃないのかな。みんなも自分の住む町のシンボルは何か、探してみてほしいな。

取材協力:日能研 イラスト:しばざきとしえ