日本はさまざまな国・地域とFTA(自由貿易協定)やEPA(経済連携協定)を結び、農林水産品や、自動車などの工業製品にかかる互いの関税を引き下げたり、なくしたりして貿易の活発化を図っています。
◆環太平洋パートナーシップ協定(TPP)……アジア太平洋を囲む11カ国で協定を結び、2018年に発効。当初の交渉にはアメリカも加わっていましたが、2017年に抜けました。(2024年12月、イギリスが加盟しました。12カ国体制で、国内総生産の合計が世界全体の約15%を占める経済圏になりました=「ニュースがわかるオンライン編集部」補足)
貿易自由化率(すべての貿易品目のうち、関税がない 品目の割合)は世界最高水準です。
◆日本とEUのEPA(日欧EPA)
日本と欧州連合(EU)のEPAで、2019年に発効。ヨーロッパ産のチーズや ワインが日本で安く買えるようになりました。
◆地域的な包括的経済連携(RCEP)協定
東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など15カ国が参加しており、2022年に発効。日本にとっては 貿易額が大きい中国、韓国と結んだ初めてのEPAです。
次回は1月17日に配信予定です。
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
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