新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
日本の人口は減り続けています。それにもかかわらず、都市部、とりわけ東京圏（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県）には大勢の人が住み、日本の人口の約３割が東京圏に集中しています。
一般に、都市部には多くの企業があり、住民の暮らしを支えるサービス業も盛んです。大学も都市部に集まっています。就職や進学を機に若者などが地方から都市部へやってきて、そのまま住み続ける場合も多いです。人口が都市部、特に東京圏に集まる東京一極集中が進んできた背景には、こうした事情があります。
一方、この現象は地方の立場からすれば、人が東京圏など都市部へ流出し続けてきた、といえます。 人口が減れば働き口も減り、地方の人々は仕事を求めて都市部へ移り住みます。このように「地方から都市部へ」という人の流れが長年にわたって続いてきたのです。
同様の傾向は今後も見込まれます。国の推計によると、東京圏の人口は２０２５年をピークに減少に転じるものの、全国の人口に占める割合は上がり続けるとされます。
（「２０２４年度版ニュース検定 公式テキスト＆問題集「時事力」基礎編（３・４級対応）」より）
次回は７月１７日に配信予定です。
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ニュース検定とは？
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「ニュース時事能力検定試験」（略称、ニュース検定）は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会（養老孟司・名誉会長）や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年３回実施しています。
１級～５級まで６段階ありますが、４級は主に中学生以上、３級は中高校生以上が対象です。３・４級対応の『ニュース検定 公式テキスト＆問題集「時事力」基礎編（３･４級対応）』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など２２のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
４級と３級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約６割はこの本から出題されます。
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