新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
地球温暖化の原因となる温室効果ガスを大量に排出してきたのは主に先進国。しかし、海面上昇や異常気象などの被害をより受けるのはインフラ整備の遅れる貧しい国 やそこに住む人々だという「不公正」が近年注目されている。また、事態が深刻化するのは、今の温暖化に関わっていない未来の子どもたちという世代間の不公平もある。
そこで、温暖化に関する影響や負担を公平・公正に共有し、途上国やこれらを生きる人の権利を保護するための「気候正義」という考え方が浮上した。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが各国政府へ対策強化を求めたことをきっかけに、世界中の若者が「気候正義」をかけ声にデモを展開している。
消費者の健康志向と環境問題に対する意識の高まりから、ライフスタイルの見直しも進んでいる。
一例が、大豆など植物性タンパク質を加工し、肉のような食感や味がする「代替肉」だ。家畜に必要な飼料は生産や輸送の段階で二酸化炭素を排出する。家畜のゲップにはメタンも含まれる。消費者の選択も環境に大きな影響があると言われる中、肉よりも環境に優しいとされる代替肉の開発が進んでいる。
(「2024年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より)
次回は11月22日に配信予定です。
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ニュース検定とは?
「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。
『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「平和な世界どうやって」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。
検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。
次回の検定はいつなの?
「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。
ニュース検定の問題に挑戦してみよう!
公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。